「G7サミットに欧州最強の政権で臨むことを誇りに思う。」

 みずからが率いる右派政党が欧州議会選挙で大勝したことに自信をみなぎらせて、イタリアの国家権力者メローニは胸を張った。この権力者は、ムソリーニ支持勢力の流れをくむ自己の本性を露骨にあらわし貫徹する機会を虎視眈々と狙っている、と言ってよい。

 このメローニ以外の6か国の権力者は、みずからの権力基盤そのものが崩壊する危機にたたされている。

 彼らの危機の特質は、欧州議会選挙で、その外貌を右派に変えただけの極右マリーヌ・ルペンの政党に大敗し、国民議会(下院)の解散に踏み切った、フランスの国家権力者マクロンに端的にしめされる。

 自国の国家権力にたいする労働者たち・勤労者たちの不満——ウクライナ・ゼレンスキー政権への軍事支援をめぐっての、そしてイスラエル・ネタニヤフ政権のガザ人民虐殺をめぐっての、さらに経済危機と生活の逼迫をめぐっての、鬱積する不満——を、その不満を鬱積させる労働者たち・勤労者たちを、ヨーロッパ各国にあらわとなっているように右派政党が吸収しているのである。あるいは、アメリカのように、「アメリカ第一」主義者トランプがからめとっているのである。さらにはまた、日本のように、支配階級の新たな日本ナショナリズムの潮流がみずからのもとに抱きこんでいるのである。

 このことは、国際共産主義運動のスターリン主義的歪曲とその破産、現代ソ連邦の崩壊を要因として生みだされた、プロレタリア階級闘争の壊滅の危機そのものにもとづくのである。

 世界プロレタリア党の創造をめざす国際主義者であるわれわれは、プロレタリア階級闘争の壊滅というこの危機を突破しえてはいない。日本のわれわれはきわめて微弱である。

 われわれは、プロレタリア・インターナショナリズムに立脚する世界各国の共感主義組織と団結し、この危機を突破するためにイデオロギー的=組織的にたたかいぬくのでなければならない。

 

 

 

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