左翼フラクションのメンバーたちにたいしてマルクス主義の理論を教育するということにかんしては、われわれは、学習会というかたちでやるのではなく、マルクスなどの本を課題として与え、自分で読ませるようにするのがよい、と私は考える。

 本を読み合わせて学習する、というようにやると、われわれは、どうしても、本の展開を説明する、というようになるわけである。私には、これがよいようには思えないのである。われわれは、本の説明者になってしまうからである。また、本を読み合わせて学習する、という形態では、ペースが遅すぎて、おっつかない、ということがあるわけである。

 自分が左翼フラクションのメンバーたちと向き合ったときには、自分を語るのがよい。自分は、プロレタリアートの解放をこのようにして実現すべきだ、と考えているのだ、というように、である。自分が考え構想している革命理論の内容を自分が書いて、このレポートを読みあげ、「私はこう考えているのだが、これについて疑問や意見はどうか」というように提起して論議するのがいい、と私は思うのである。

 マルクスの本については「これを読みなさい」とやるのがいい、と私は思う。このときに、「われわれは、このマルクスの展開とこれにつらぬかれている彼の精神をわがものとし、自分自身がおのれのものとしたものを、21世紀現代に貫徹するのだ」、というように、われわれはこのマルクスにどのように対決するのか、ということをわれわれはしゃべらなければならない。これが重要である。こういう論議をやって、われわれは、彼らに、おのれがマルクス主義を主体化する立場を確立することをうながすことが必要なのである。

 最初にこういうことをしゃべるとしても、彼らが少し読みすすんだ時点で、こういうことについて論議するのがいい、ともいえる。マルクスが展開している内容を明らかにしつつ、この内容との関係において、このようなマルクス主義を21世現代世界にどのようにして貫徹すべきなのか、というように論議することができるからである。すなわち、内容をもからみあわせながら論議したほうが、彼らが自分の頭に入れやすい、と言えるからである。

 レーニンの本の学習にかんしてもまた、そうである。

 

 

 

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