われわれの実践を理論化するさいに「大衆運動」という概念を使い「階級闘争」という概念を使わなかったのは?

 

 われわれは、これまで、われわれの実践を理論化するさいに、「大衆運動」あるいは「大衆闘争」という概念をつかい、「階級闘争」という概念をつかってこなかった。これはなぜなのだろうか。この疑問が私にうかびあがってきた。

 「運動づくりと組織づくりの弁証法」というばあいには、この「運動づくり」とは「大衆運動づくり」をさし、「組織づくり」とは「前衛党組織づくり」をさす。「闘争論」というばあいには、「大衆闘争論」と「革命闘争論」とをさす。私は、われわれの内部論議をとおして、階級闘争論(プロレタリア階級闘争論)という新たな理論領域を切り拓くべきことを提唱してきたのであったが、このことからそれ以前をふりかえり、「階級闘争」という概念をつかわずに「大衆運動」あるいは「大衆闘争」という概念をつかってわれわれの実践の理論化を追求してきたことを、私は不思議に感じたのである。

 「運動づくりと組織づくりの弁証法」の「運動づくり」をプロレタリア階級闘争の創造というように考えるならば、プロレタリア階級闘争の創造と前衛党組織づくりとはまさに弁証法的構造をなすのではないだろうか。

 前衛党組織を創造し強化し確立するというわれわれの組織戦術を、プロレタリア階級闘争を創造するわれわれの闘いに貫徹した形態がわれわれの組織活動の三形態なのであり、われわれが——このなかの二番目の——フラクション活動を展開することをとおしてフラクションやグループやまた学習会を創造し組織するのだ、ということができる。

 

 

 

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