私は、労働組合を「場」と呼んだり、「既成の労働組合」と言ったりするのはそぐわない、と書いた。そして、「われわれは、組合役員である自分が組合役員および組合員の全員を掌握するのである」と書いた。この「掌握する」というのも、私の思いにぴったりしたものではない。「心を鷲づかみにする」というのも、自分と組合員との個別的な関係のようなイメージがしてしまう。われわれは、組合役員である自分が組合員の全員を抱きかかえるのだ、と言語的に表現して、自分が抱きかかえている姿を頭のなかに描けば、イメージがわくだろうか。自分をふくめてみんなは、労働者的信頼でむすばれているわけである。

 「われわれは労働組合においてイニシアティブを発揮するのだ」と言っても、「われわれは労働組合にわれわれのヘゲモニーを貫徹するのだ」と語っても、私はそぐわない気がするのである。いずれの表現であっても、労働組合がわれわれの外側にある、という気が私にはするのである。われわれは、自分がすべての組合員に、そのメンバーの人間そのものを階級的に変革するために、労働者的信頼をもって接し論議しともにたたかうのである。このことを私は、「われわれは自分が組合員全員を掌握するのだ」、と表現したのである。

 以上のことは、組合のない職場でわれわれが職場の労働者全員に働きかけるばあいにも、同じである。さらには、われわれが何らかの大衆的団体において活動するばあいにも、同じである。

 

 

 

 われわれの基本文書と英文を私のホームページに掲載しています。見てください。メインページの右上のメニューのところの「基本文書」「ENGLISH」をそれぞれクリックすると出てきます。

 また、創造ブックス発行の本については、その全文のPDFファイルを順次ホームページに掲載しています。読んでください。

 

 北井信弘・創造ブックスwebsite:    https://n-kitai6.webnode.jp

 北井信弘・創造ブックス ホームページ:https://n-kitai8.webnode.jp

 

 私のメールアドレスは、nbkitai@yahoo.co.jp です。

 自分のおいてある場の現実をかえていくために論議していきましょう。

 私のブログへの感想や、生起している問題についての疑問・考えなどをお寄せください。私に連絡をくださるばあいには、このアドレスにメールを送るようにお願いします。

 私に手紙をくださる方は、本に書いている住所に郵送してください。

 あるいは、メールを送ってくだされば、住所をお伝えします。

 

 革共同革マル派・探究派のブログも見てください。

 「探究派公式ブログ」:

 https://tankyuka.hatenablog.com ででてきます。

 

 松代秀樹著『革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』(プラズマ出版)は、全国の丸善・ジュンク堂書店、紀伊國屋書店、書泉グランデ4階(神保町)、模索舎(新宿)など、全国の主要書店で販売中。

 松代秀樹編著『松崎明と黒田寛一、その挫折の深層 ロシアのウクライナ侵略弾劾』など、プラズマ出版発行の本については、プラズマ出版のホームページを見てください。

 プラズマ出版:https://plasmashuppan.webnode.jp