老衰したアメリカを支える優秀な日本民族という高みに立って、時あらば対中国の先制攻撃に起つことを誓った岸田

 

 日本の国家権力者・岸田は、アメリカ議会で次のように演説したのだ、という。

 「ほぼ独力で国際秩序を維持してきた米国。孤独感や疲弊を感じている米国の国民に語りかけたい。一人で背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解している。」

 「「自由と民主主義」という名の宇宙船で、日本は米国の仲間の船員であることを誇りに思う。共にデッキに立ち、任務に従事し、なすべきことをする準備はできている。」と。

 何と傲慢なことか。自己の日本国内での苦境から目をそらし、不安を振り払うかのように、岸田は、西側帝国主義陣営の国家権力者としての虚勢をはったのである。

 これは、トランプの勝利を見越して、自国アメリカの没落と衰退に自信を失い内向きになっている政治エリートたちに、あたかも自分のほうが高い地平に立つかのように胸を張って、その労をねぎらい、いざというときには、中国軍基地を先制攻撃する共同作戦行動に日本軍を動員するから、東アジアから手をひかないでくれ、と哀訴したものである。それは同時に、日本の国家権力者として、わが日本こそがアメリカをして東アジアに強く関与させつづけるのだ、という気負いと自信をみなぎらせたものなのである。それは、日本はアメリカほどには老いと衰えを見せてはいないのだ、日本民族は優秀なのだ、というものだと言ってもよい。

 このような、西側の帝国主義諸国家権力を東側のそれとともに連続的に打倒するために、万国のプロレタリアは団結しよう!

 

 

 

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