われわれは、組織会議において、組合や職場でのわれわれの闘いにかんしては、各組織成員が自分のおこなった闘いの報告を文書として提起し、それを読みあげ、それをめぐって論議しているわけである。この報告は、いったい何なのだろうか。組合や職場での自分の闘いを捉えかえし分析する・われわれの方法は、いったいどのようなものなのだろうか?

 わが同志たちが書いているのは、自分がやってきた闘いの素描といったものである。それは、——わが同志が組合役員であったばあいには、——当面する課題を実現するために、われわれが組合役員として、組合役員たちや組合員たちと意志一致して、彼らとともに、会社を代表する管理者たちと闘争したこの闘いをふりかえったものであり、さらに、この闘いをめぐって左翼フラクションの会議でどのように論議し、そのメンバーたち・および・この組織そのものをどのように変革してきたのか、ということを省みたものである。この意味において、それは、当面する課題を実現するために、会社経営陣・管理者たちと労働組合との力関係をどのように変えてきたのか、そして労働組合の闘いおよび労働組合そのものをどのように強化してきたのか、さらにわれわれがつくりだしている組織たる左翼フラクションをどのように組織的に強化してきたのか、というわれわれの実践・すなわち・われわれのイデオロギー的=組織的闘いと、この闘いによって変革しえた階級的および組織的(われわれが創造している組織形態という意味での組織的)現実を、われわれが分析したものである、ということができる。

 われわれは、この分析を基礎にして、われわれの実践・すなわち・われわれのイデオロギー的=組織的闘いそのものに孕まれている問題をえぐりだし反省するのである。

 これの全体を、われわれの実践の総括ということができる。

 と同時に、この全体のなかの前半部分をなすところの、われわれの闘いとこの闘いによって変革しえた階級的および組織的現実の分析は、われわれがこれからくりひろげるべき実践の指針を解明するために、われわれが変革する対象である階級的および組織的現実を分析するものをなす、といえる。

 われわれは、われわれが実存している場の階級的現実を変革するためのわれわれの実践とこの実践によって変革し創造してきた階級的および組織的現実を、われわれの直接的(=運動上の)目的および組織的目的・したがって・われわれの実践の指針との関係において、われわれの革命理論を適用して分析するのである。

 われわれは、これを、われわれがわれわれの闘いを分析する方法とよぶことができる。

 

 

 

 

 

 

 

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