「革マル派」中央官僚は「解放」最新号(第2799号2023年12月18日付)で「反人民性をむきだしにする岸田反動政権を打倒せよ!」と叫ぶ。しかし、それは、自民党の裏金づくりへの「労働者人民の激しい怒り」に期待を寄せるだけのものなのである。

 「岸田政権はいま、」「安倍派「五人衆」らによる裏金づくりが明るみになったことによって、労働者人民の激しい怒りに包まれている。」というように、である。

 彼ら中央官僚は、「怒りに包まれている」というように、労働者人民の外側から眺めているだけなのである。自分たちが労働者人民をどのように組織するのか、ということは何もない。これは、彼らが、もうずっと前から、プロレタリアートに不信を抱いてきたからなのである。

 しかも「法の穴」とか「資本家からの献金」とかというものを、「ブルジョア階級性の露出」である、と騒ぎ立てるのだ。

 「歴代の自民党政権」は、「国家財政から助成金をうけ、なおかつザル法と呼ばれる政治資金規正法の穴を利用して資本家から献金を得てきたのだ。それは、ブルジョア階級性の露出いがいの何であるか!」と。

 彼らは、えらく怒っているのだが、法がザルであり穴があることに怒っているのである。これでは、穴がなくザルでない法律を望んでいるものでしかない。また、自民党政権が資本家から献金をうけてきたことに怒っているのだが、これは、現存政府が、資本家との金の関係を切ることを願っているものなのである。こういう願望の開陳は、彼らが、ブルジョアジーとプロレタリアートとの階級的対立というマルクス主義の原則を、現代にはそぐわないものとして否定したことにもとづくのである。

 彼ら中央官僚は、「このような自民党・政治エリートどもの腐敗」と言って怒る。「腐敗」という言葉を使うならば、もともと腐敗しているのが、自民党・政治エリートどもなのである。それを、腐敗していない政治エリートがいるかのようにして、その腐敗に怒るのは、ブル新(ブルジョア新聞)並みの感性、すなわちこのブルジョア支配秩序を安泰にしておきたいという価値意識にたっての怒りなのである。

 彼ら中央官僚がこうなるのは、自分たちが労働者を組織できないことを相手の労働者のせいにして、プロレタリアートに不信を抱いて久しいからである。

 

 

 

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