「革マル派」中央官僚派は「解放」最新号(第2798号2023年12月11日付)で春闘方針をうちだした。それのどこを探しても、彼らの労働者が職場でたたかっている気配が見えない。

 中央官僚は次のように言う。

 「このような苛酷な現実は、資本家どもの賃下げ・首切り・労働強化の攻撃をことごとく容認し、それに協力してきた「連合」労働貴族の犯罪のゆえにもたらされている事態にほかならない。いまこそすべての労働者は、この労働貴族の腐敗を弾劾し、大幅な賃上げと労働条件の抜本的改善をかちとるために団結してたたかうべき時なのだ。」と。

 ようするに、「連合」労働貴族が悪い、と言うだけなのである。自分たちの労働者はどこにもいない。

 しかも、あいつらが悪いと言った後で言っていることは、「……たたかうべき時なのだ」、なのである。「……たたかおう」、でさえないのである。いっしょにたたかおうと呼びかけるのではなく、「たたかう時なのだ」と、「すべての労働者」に説教を垂れているのである。

 中央官僚は何と高みにたっているのだろう。自分は天上に居て、天上から説教を垂れているのである。現場でたたかう労働者とは無縁な存在なのである。

 さらに、その説教の内容は、いまが「たたかうべき時」だ、ということなのである。われわれは〈いま・ここ〉でどうするのかではなく、ただ「時」、時刻を言っているだけなのである。

 彼らがこうなってしまうのは、自分たちが労働者を組織できないことを、相手の労働者のせいにして、プロレタリアートに不信を抱いているからなのである。

 いまはもう、中央官僚は、笹大和巫女となった御用学者にみちびかれて、「民族は非存在ではなく、仮象実在として存在しているのだ」と唱え、自分がそのようなものとしての日本民族であると確信することに、唯一の心のよりどころを見いだしているのである。彼らにとっては、実在とは、世界史創造の唯一神たる黒田寛一(プロレタリアと合一した黒田寛一)なのであり、このような神的実在たる本質が・日本列島という現実的な諸条件のもとで現れでているもの、これが日本民族なのであって、この日本民族が自分の心に宿り、本質が日本民族としての自分たちというかたちをとって顕現しているのだ、と信じる信仰心に、中央官僚と彼らに率いられた者たちは生きているのである。

 これらはすべて彼らの観念の世界での出来事なのであって、現実のプロレタリアとはまったく無縁なのである。

 

 

 

 われわれの基本文書と英文を私のホームページに掲載しています。見てください。メインページの右上のメニューのところの「基本文書」「ENGLISH」をそれぞれクリックすると出てきます。

 また、創造ブックス発行の本については、その全文のPDFファイルを順次ホームページに掲載しています。読んでください。

 

 北井信弘・創造ブックスwebsite:    https://n-kitai6.webnode.jp

 北井信弘・創造ブックス ホームページ:https://n-kitai8.webnode.jp

 

 私のメールアドレスは、nbkitai@yahoo.co.jp です。

 自分のおいてある場の現実をかえていくために論議していきましょう。

 私のブログへの感想や、生起している問題についての疑問・考えなどをお寄せください。私に連絡をくださるばあいには、このアドレスにメールを送るようにお願いします。

 私に手紙をくださる方は、本に書いている住所に郵送してください。

 あるいは、メールを送ってくだされば、住所をお伝えします。

 

 革共同革マル派・探究派のブログも見てください。

 「探究派公式ブログ」:

 https://tankyuka.hatenablog.com ででてきます。

 

 松代秀樹・春木良編著『国際主義の貫徹 プロレタリア階級闘争論の開拓』(プラズマ出版)は、全国の丸善・ジュンク堂書店、紀伊國屋書店、書泉グランデ4階(神保町)、模索舎(新宿)など、全国の主要書店で販売中。

 松代秀樹編著『松崎明と黒田寛一、その挫折の深層 ロシアのウクライナ侵略弾劾』など、プラズマ出版発行の本については、プラズマ出版のホームページを見てください。

 プラズマ出版:https://plasmashuppan.webnode.jp