われわれは、自分の職場の労働者を変革しプロレタリア的主体として確立するためには、その労働者に、一切のブルジョア的汚物からの決別をうながさなければならない。
では、このブルジョア的汚物をどのようにとらえればよいのであろうか。
これを、資本制商品経済に編みこまれ汚染されていることにもとづいてうみだされているところの利己主義・自己中心主義・上にへつらう性向などというように捉えるだけでは、不十分であり、一面的である。資本の労働過程の担い手として、資本によって強制され・産業下士官の指揮のもとで働くことをとおして、労働者に刻印されるものこそが問題なのだからである。労働者は、非合理的に強化された諸労働を強制されながら生きていくためには、自分自身の生きぬきかたを編みださなければならないからである。
われわれは、職場の労働者たちの諸行動や諸傾向を、こういうことを念頭において分析しなければならない。
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