では、同志から指摘や批判をうけたときに、この指摘や批判をうけとめる武器となると自分の思う規定が書かかれてある本を読んで、その規定を自分の実践の総括や、自分の実践の指針の解明に適用するのはよいのであろうか。

 これもまた、自分に指摘し批判した同志そのものに自分が対決していないものだ、といわなければならない。自分が考える武器となると思えるものをさがす前に、同志が・自分の何を・どのように批判したのか、というように相手の同志そのものを分析し、自分はそれをどう考えるのか、ということを明確にしなければならないのである。

 「この規定が武器となる」と自分の頭にパッとひらめいたときには、この自分はまだこれまでの自分なのである。パッとひらめいたものを探し出して、その規定を適用したのでは、これらすべてのことを、これまでの自分のままで自分はやっているのである。

 自分が、同志は・自分の何を・どのように批判したのか、というように同志そのものを分析することをとおして、この同志のうちに、自分にはないものをつかみとるのである。このものが自分にとっては新たなものなのであり、これをおのれのものとすることによって自分は飛躍するのである。

 こうすることをぬきにして、同志の指摘や批判に触発されて自分のうちに浮かんだものを本のなかに探し・これを適用したのでは、これでは、自分自身は何ひとつ変わらないのである。

 われわれは、生きた同志と対決し、生きた同志と触れ合わなければ、新たな自己を創造することはできないのである。たとえ、同志が書いたものを読むときにも、それを書いた・生きた同志と対決し触れ合うのである。書かれたものを答えとして読むのではないのである。

 

 

 

 

 

 

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