米日韓三か国の国家権力者は、8月18日(日本時間19日午前)に、アメリカのキャンプデービットで会談し、北朝鮮に対処するばかりではなく中国に対抗するために「防衛協力」を強化することを合意した。これは、ロシアと結託するとともに北朝鮮をしたがえて世界の覇権の掌握を狙う中国の東アジアでの伸長をくいとめるために、日米軍事同盟および米韓軍事同盟を基礎にして、西側帝国主義陣営に属する米日韓三か国の軍事的政治的経済的結託の強化を策したものにほかならない。

 会談後の共同記者会見でバイデンは、軍事的に「前例のないレベルで協力し情報を共有する」と表明するとともに、「台湾海峡で平和と安定を確保し、経済的な威圧と戦っていく」と、中国への敵意をあらわにした。

 岸田は、「三か国の戦略的連携の潜在性を開花させる」と決意を表明した。尹鍚悦もまた「三か国共通の利益を脅かす緊急の懸案への対応」の意志を明らかにした。

 彼らが合意したことがらは次のようなものである。①米日韓の首脳会談を毎年開催する、②経済安保のために半導体・AI・蓄電池・重要鉱物などの世界の供給網にかんする早期警報システムを構築する、③米日韓三か国の軍隊の共同訓練を毎年開催する、④北朝鮮のミサイルの探知情報のリアルタイムでの共有を年内に開始する、などである。

 ここには、台湾をめぐって軍事行動を強化するとともに、最先端技術の開発および重要鉱物の輸出制限などというかたちで経済的対抗を強める習近平の中国への三か国の国家権力者の危機意識がみなぎっている。

 経済的には中国への依存度が高い韓国および日本、これらの国の権力者をしたがえて、東側帝国主義陣営に対峙する西側帝国主義陣営の結束をアメリカ帝国主義国家権力者は確保した、といってよい。日本の国家権力者は、西側帝国主義陣営において東アジアの先端に位置する自国の重要性を押しだすことに狂奔した。

 労働者・勤労者の搾取と収奪と抑圧の強化を基礎にして軍事的政治的経済的に抗争する東西帝国主義陣営の諸国家をその根底から転覆するために、全世界のプロレタリアートは団結しよう!

 

 

 

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