「革マル派」中央官僚派は、イタリアの共産主義組織=ロッタ・コムニスタから寄せられたアピール文を、自分たちへの批判の部分をバッサリ削って「解放」および『新世紀』に掲載した。おまけに、日本語の論文では、ロッタ・コムニスタを名指しで非難していたのに、それを英語に訳して海外に送るときには、その名指しの部分を削った。

 ほんとうに、やることがセコイ。堂々と、ロッタ・コムニスタと論争すればいいのに、と思うのである。

 彼らが、こんなセコイことをやったのは、なぜなのか。それは、彼らは、自分たちが依拠し依存する勢力=潮流を探しているからであり、このことは、彼らが自分たちのおいてある場でまったく闘いを創造することができないことにもとづくのである。彼らは、自分ではまったく闘いを創造することができないので、何かいい潮流はないか、と世界中をながめまわして、よし、この勢力を支持すればたたかっているように見えそうだ、と考え、その勢力への支持を叫ぶことをもって、これが自分たちの闘いだ、とするのである。

 ゼレンスキー政権を支持し、米欧の帝国主義権力者に、もっとゼレンスキー政権に兵器を供与してくれ、と叫んでいるのは、世界中を探しまわっても、左翼を自称している者のなかでは、戦争勃発と同時に祖国防衛主義=民族排外主義に転落したウクライナの部分と日本の自分たちと「かけはし」を名のるトロツキスト残党とブクロ=中核派の関西派しかいない。ヨーロッパにはそんな部分はいないのである。ヨーロッパには自分たちが依存するのに都合のいい勢力はいなかった。

 そこで、彼らは、自分たちを正当化するために、世界のトロツキスト諸派やレーニン主義者たちを口汚くののしったのである。

 このとき、イタリアのロッタ・コムニスタが長文のアピール文を寄せてくれたのである。「よし、これにのっかろう」と中央官僚の面々が考えたであろうことは容易に推察がつく。彼らは、下部の組織成員や「解放」の読者には見せたくない・自分たちへの批判の部分はバッサリ削って、ロッタ・コムニスタを自分たちと同じような党派だ、と見えるように仕組んだのだ、といえる。

 そうすると、彼らには困ったことが起こった。それ以前に書いた論文で、ロッタ・コムニスタを口汚くののしっていたのである。これをロッタ・コムニスタに知られてしまってはまずい。そこで、ロッタ・コムニスタなど海外に送る英訳文では、この組織への名指しの非難の部分はこっそり削ったのだ、といわなければならない。

 これがことの深層だ、と私は推論するのである。

 彼らがこうなることの根拠は、彼らが自分たちの依拠し依存する潮流=勢力を探しまわっていることにある、と私は考えるのである。

 

     イタリアの労働者階級の闘い

 

 

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