探究派公式ブログには、≪<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」≫の第7回(最終回)として、「七 一九九〇年代初頭に二人の常任メンバーがめざしたもの」が掲載されている。

 二人の常任メンバーとは、「賃プロ魂注入主義者」と烙印された土井と足利隆志である。

 彼ら二人がくわだてたのは、1962年の動力車労組の運転保安闘争を教訓化するかたちで展開されている・松代秀樹執筆の「労働運動論」を抹殺することであった。

 1962年の三河島事故の後の青森大会において動力車労組は、事故防止委員会から脱退し、運転保安闘争を実力でたたかうことを決定したのであった。この闘いをどのようにおしすすめ、そしてまた総括するのかをめぐって、倉川篤(=松崎明)を先頭とする国鉄委員会の同志たちは、野島三郎らのブクロ官僚と熾烈な党内闘争を展開したのであった。

 「闘う政転路線」と呼ばれたところの、社会民主主義的イデオロギーの枠内にありながらもこれを左翼的にのりこえていく方向性をさししめしたこの闘いを教訓化し、今日のたたかに適用することを否定し、悪質な労組幹部にたいして下から弾劾する闘いのみを展開することを労働者同志たちに強要することを意図したのが、土井と足利隆志の二人だったのである。

 1990年代初頭の労働者組織建設の問題にかんしては、上のことをえぐりだし突破しなければならないのである。

 このことを、第7回で明らかにしているのである。

 この省察に主体的に対決されんことを望む。

 

 

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 「プラズマ現代叢書 1」の松代秀樹編著『コロナ危機との闘い 黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興を』、「プラズマ現代叢書 2」の松代秀樹・椿原清孝編著『コロナ危機の超克 黒田寛一の実践論と組織創造論をわがものに』、野原拓著『自然破壊と人間 マルクス『資本論』の真髄を貫いて考察する』、「プラズマ現代叢書 3」の松代秀樹・藤川一久編著『脱炭素と『資本論』 黒田寛一の組織づくりをいかに受け継ぐべきなのか』と合わせて読んでください。

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