糸色望さん
 あなたから、今年の二月に次のようなコメントをいただきました。
 「マルクス主義の哲学徒であった若き黒田さんが反スターリン主義者たらんとして以降、一貫として追求してきた組織建設論に対する著作がないのはどうしてでしょうか?」「著作者の内部思想闘争の失敗とその根拠の切開こそが全ての著作の前提として据え置かれ、黒田さんがそうであったように反スタ運動の再構築が思想的にも組織的にも措定されていなければ全ての思索は黒田さんの思想の結果解釈以上のものをもたらさないと思うのですが、如何でしょうか?」と。
 探究派として結集するわれわれは、革マル派現指導部が自己保身に駆られておこなった組織建設の官僚主義的歪曲をまさに組織建設論的にあばきだし、独自の形態での分派闘争をおしすすめ、反スターリン主義運動を再興するためにたたかいぬいています。
 半年弱前に、先のように言明されたあなたは、われわれのこの闘いに思想的にも組織的にも主体的に対決し、革マル派現指導部を打倒するための分派闘争に決起すべきである、と私は考えますが、如何でしょうか?
 われわれは、つねに場所的に、自己反省し、自己を変革することを拠点として、闘いを前におしすすめます。この自己否定の立場を、あなた自身が自己につらぬくべきではないでしょうか。
 われわれは、これまでの闘いの教訓と、これからの闘いの指針と決意を、書物として対象化しました。松代秀樹編著『コロナ危機との闘い 黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興を』が、それです。あなたがこの諸論文とここに対象化されているわれわれの闘いそのものに対決し、あなた自身が断絶と飛躍をかちとられることを、私は願ってやみません。

                              2020年7月17日

 

 

 わが革共同革マル派(探究派)は、松代秀樹編著『コロナ危機との闘い 黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興を』(プラズマ出版、263頁、定価 本体2000円+税)を、出版しました。
 書泉グランデ4階、紀伊國屋書店新宿本店、丸善丸の内本店、ブックファースト新宿店、八重洲ブックセンター、東京堂書店、ジュンク堂書店難波店(大阪)、ジュンク堂書店大阪本店、ジュンク堂書店三宮駅前店(神戸) など主要書店で販売しています。読んでください。

 「探究派公式ブログ」開設!!
 https://tankyuka.hatenablog.com ででてきます。