前衛党現指導部が変質し腐敗して久しい。この変質は、彼らが、われわれの<反帝国主義・反スターリン主義>世界革命戦略、その一契機としての<反スターリン主義>戦略を破棄し放擲したことに、端的にしめされる。
 このことの根拠をほりさげていくために、私が2014年に書いた文章を、ここに連載する。
 彼らは、自分たちが<反スターリン主義>を投げ捨ててはいないのだと自分たち自身を納得させるために、現代中国の党と国家を<ネオ・スターリン主義>と規定した。現代中国はネオ・スターリン主義なんだから、現代中国に対決している自分たちは反スターリン主義戦略を堅持しているのだ、と言いくるめたのである。
 だが、スターリン主義政治経済体制を解体し国家資本主義へとその政治経済構造を変えた中国、資本家的官僚どもと官僚資本家どもが党と国家をにぎっている現代中国を、ネオ・スターリン主義と規定することはあまりにも現実離れしていた。このゆえに、彼らはこの規定を一年間お蔵入りさせていたのであった。
 けれども、感性も論理も理論も貧困な彼らは、ほかに思いつくものもなく、2014年の「解放」新年号に、この規定をまたもちだしてきたのであった。これを批判した文章が、この第1回目に掲載するものである。検討していただきたい。
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