忠告した | qwe123のブログ

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忠告した。そして、フランシスに近づこうとしたが、フランシスは彼を避けるようにクーのほうに歩いて行き、ワイングラスを手に取った。
「ご令嬢は機嫌が悪いのかな?」
「別に何でもないわよ」
ヘイゼルに背を向けたまま、フランシスがつぶやいた。ヘイゼルは珍しく何も言わず、ニヤニヤしながらその場を離れて行った。
……変ね、いつもならここで言い合いが始まるのに。
「今日は物を投げないの?」www.wzktxkj.com

クーが素朴な疑問を口に出すと、フランシスが無言で鋭い視線を向けてきた。
そのころ、エレノアの母ヤエコはというと、エブニーザの肩にがっちりと腕を回して、逃がさないようにつかまえて、
「かわいい子だねえ。こういう子はめったにいないわよ。うちのエレノアがいやなら私なんてどう?」
……要するに、遊んでいた。
彼女から見てもエブニーザは『天使のように可愛い美少年』なのだ。
しかし、エブニーザは、真っ青な顔でひきつった作り笑いを浮かべながら
……どうやって脱走しよう?
しか考えられなかった。
あまりにも気まますぎる両親に、エレノアは頭を抱えていた。
クーが傍に寄ってきて、愛しげな眼をしながら、ムートンブーツ

「おもしろいご両親ね。見てると笑えるわ」
と、おもしろがって言った。
エレノアは、走って寮に逃げ帰りたいと思い始めた。
「あんたの親は面白くていいわね」
フランシスはうらやましさを隠さずに、気ままな両親を見つめていた。
「ヘイゼルはどこ?」
「ヘイゼルなんてどうでもいいでしょ」
「そうだけど……」
エレノアは『何か変……』と思ってあたりを見回したのだが、ヘイゼルの姿が会場になかった。
そうだ、アンゲル、電話してって言ったのに!!
エレノアがそんなことを思い出して会場を見渡したが、アンゲルと父ミゲルの姿も見えない。
母ヤエコに近づくと、エブニーザが飛びあがるように走りだし、外へ逃げて行った。
「あらやだ。うぶなんだからもう……」アグ

逃げたエブニーザの方を見ながら、ヤエコが残念そうな顔をした。
「お父さんはどこ?」
「ああ、なんか、あんたに気のある少年を連れてどっかに行ったよ」
「えっ?」
「かわいそうに、一晩中飲まされるよ。そんで、変な話を吹きこまれて、あんたに近づかな