心理カウンセラー ひらいなずです
夢をみた
ある星の話である
その世界の価値観は「管制」だった
世界の秩序に何よりも重きを置かれる
感情は「制御」されるものとして扱われる
制御し管制することが「正義」であり「愛」である
私は「ちょっと社会主義っぽいな」と思いながら眺めていた
ただ、その世界観が間違いではないし、
それはそれで愛が溢れる世界ではあるのだと思う
なぜなら
この世界でも、親は子の幸せを願うものだ
それは、時にはコントロールにもなる
愛深きが故に、相手をコントロールする
そんなことはいくらでもある
それを、いつも相手を他人事として見て
自分が困らない限りは、ただ黙って冷ややかに見ている
そんな人もいるわけで
どちらが、愛深いかの判断は難しいものだ
ただ、私が見た世界では
「愛」＝「管制」が徹底していた世界で
そこでは、「感情」を持つことを低俗なものとして扱っていた
感情があると制御しにくいからである
なので、感情をなくす訓練をしていた
どうしてもなくせない時は「奪っていた」
どうやって奪うのか、それは「壊す」ことである
人の心を壊す一番の方法は、
心の中に劣等感・罪悪感・絶望感を抱かせればいい
それは人との関係の中で行われ
相手に対して「不信感」「嫌悪感」を持つように仕向けることで達成される
人を疑い、妄想によってそこに亀裂を起こす
いや、なんと統制された世界なのだろう
私は感心しきりだった
その世界は一見、みな幸せそうだった
冷静沈着な人たちで、判断に間違いはない
そこには愛もあるし、繁栄もある
私はこの世界でも生きていけるのではと思ったほどだ
というか、「ここ知ってる！」と強烈に心が叫んでいた
いや、知っている事に愕然として、とてつもなく凹んだけど
ただ、今は「違和感」でしかない
人は魂として、心を成長させながら生きていくものである
どうか、忘れないで欲しい
あなた方も、偶然生まれ落ちた存在などではない
あなたの魂がこの肉体を機縁として、学ぶために生まれ来た事
生きやすい、なんの苦労もないことを望んで生まれきたわけでもなく
喜びも苦しみも、全てを経験するためにきたわけで
今体験していることを、ただ喜ぶだけでなく、ただ嘆くだけでなく
その魂に仕組まれている、からくりを紐解いて欲しい
すべては神しくみなのである
自分のちっぽけな判断だけで、人生を決めつけないで欲しいのだ
あなたは大いなる輝く存在であることは疑いようもない真実なのである
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