心理カウンセラー ひらいなずです
先日知り合いと話していたら
その方は、病院の受付事務をしているのだけど
「毎日病気の人に会っていたら、自分が健康で幸せなことが
なんだか申し訳なく思えてきちゃって、職場ではハツラツとした顔で過ごせないんだよね」
そんなことを言っていた
そうかあ〜 そんなこともあるのか、と驚いたけど
病院で元気そうにしていたら、お年寄りの方からよく嫌味を言われるそうだ
まあ、自分が不幸だと思っている人は、幸せそうな人を見ると辛い
持てていない自分が惨めに思え、持っている相手に理不尽に腹を立てる
「私の目の前で幸せな顔して笑わないで！」
そんな心の叫び
そんな人は、相手の背景を見ようともしない
どんないきさつがあって、今笑っているのかも
何を感じ、何を乗り越えてそこに立っているのかも、推察もできない
自分の不幸だけを嘆き、人を妬む
きっと、そうせざるを得ない辛い事情もあったんだろう
だが、逆を言うならば
その心情だからこそ辛いことを引き寄せている、とも言えるのだ
どんな理論武装したところで、心の根っこで恨み続けていれば
自分のことを幸せにすることはできない
年をとって病気がちになると、不平不満が増えるのは当然だと思うが
そこに、自分の人生が集約されていることを知っておく必要がある
私自身、今のところ年齢による不調は若干あるものの
心の中で僻んだり妬んだりすることはない
だが、この先心して過ごしていこうと思った出来事である
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