6月上旬、すっかり寒くなりました冬のニュージーランドです。
私はオークランドのホテルでハウスキーピングとして働いています。
多種多様な民族がいる多国籍な職場です。
色々な国籍の人と働くグローバルな職場。
確かにぃ〜それだけを聞くとぉ〜まぁ〜イケてる職場ぁ〜。
出勤するだけで世界旅行をしている気分になるし、オモロいのは間違いないです。
確実に英語環境ですから、お給料もらって英語習っているようなもので、お得感もあります。
ただね〜、日本語も日本の文化も一切通じないということはそれなりに、モロモロあります。
ハウスキーピングとして働いている私ですが、お部屋係ではなくパブリックエリア担当なので、とにかくどこでも清掃します。
この仕事を始めたばかりの頃は
過去記事↓
でもつぶやいているように、本当に本当に理解できず、かなり苦しみました。
あれから10年が経ち、次第に余裕がブチかませるようになってきました。
私と同じくパブリックエリア担当で、キチンと片付けなくてはいけない夜勤が、
こんな風に、そこらじゅうにモノを散らかしたまま仕事を終了し帰ったという事実を出勤直後に目の当たりにしたとて、二度見することすらなく、余裕で一服しにスモーキングエリアに参ります。
毎朝、すっかり慣れてしまったスタッフエリアの荒れっぷりにツッコむ所から仕事が始まります。
彼らには”ゴミをゴミ箱に捨てずその辺に置いておく”という文化がありますので、日本文化を持っている私から見ると荒れているとしか思えないのですが、普通の光景。
私は、そのような”迷惑行為”とも思える散らかしを片付けるという仕事をしてお給料を頂く清掃員です。
今日も今日とて、
スモーキングエリア
使った食器を指定された食器置き場に持っていく人の少なさよ。
ちと汚い写真出ます。
灰皿に食べた後のリンゴの芯ね。
下はゴミ箱になっているのにそこに捨てず灰皿にポイっとしちゃってるやつね。
ゴミをきちんと捨てることが出来ないのでね。
スタッフルームには3つのゴミ箱があって、
一般ごみ
リサイクル
食べ残し
に分かれているんですけど、どのゴミ箱にもすべて入っとるからね。
これはしっかりと教えなければなりません。
最近、また、スタッフの間で日本語が流行りだしました。
ワタクシ、数ヶ月ですけど日本語教師の経験があります。
ゆっくりやさしく教えていこうではありませんか。
清掃員「こんにちは、ジョンくん」
ジョン「こんにちは、清掃員さん」
清掃員「これはなんですか?」
ジョン「灰皿です」
清掃員「これはタバコですか?」
ジョン「いいえ、これはタバコではありません、リンゴです」
なぜリンゴが灰皿に捨ててあるんや、どアホ!
下のゴミ箱に捨てんかい、ボケ、カス!!
清掃員「ここには他になにがありますか?」
ジョン「はい、吸い終わって投げたタバコの吸い殻、朝食レストランから持ってきて食べたゆで卵の殻、吐き捨てられたガム、お菓子の袋、レストランスタッフのポケットから落ちたオーダー用紙やボールペン、飲みかけのコーラ缶、などが散らばり、お皿の食べ残しをそのまま放置していったので、それを食べに来た鳥たちのフンで溢れています。」
クソがっ!!!
毎朝、心の中でなにかしら叫びながら大人しく清掃をしています。