5月上旬、GWではない、普通の秋のニュージーランドです。
私はオークランドのホテルでハウスキーピングとして働いています。
多種多様な民族がいる多国籍な職場です。
Youtubeで日本のニュースを見ていたら、GW中の日本はインバウンドと日本人の国内旅行客でパニック状態になっているとな。
職場ホテルのスタッフルームにあった新聞の折込小冊子”Travel”を見ても、
日本へのツアー広告がすごくて、
何とか日本へ行かそうとしてくる。
世界には沢山の国があるっていうのに、
日本の風景ばかり、
使われている。
日本のニュースは「円安だから、安いから」とインバウンドの来日を強調するけど、まあ、それも事実。
確かに、NZドルが今や93円!
NZドルが対日本円にしてどんどん強くなってきて、海外在住者としては嬉しいけど、日本人としてはちと複雑な気持ちにもなります。
だけど、日本という国が観光地として魅力的なのが一番の理由だと私は思いますよ。
だって、安い国なら他にもあるじゃん。
まあ、個人の勝手な感想ですけど(^_^;)
午後になって休憩を取ろうとスタッフルームに行くと、ブラジル出身ロドリコの携帯から”日本語”が聞こえてきました。
何を見てるのか聞いてみると、
日本に住んでいるブラジル人が、日本人にインタビューしたり日本文化を紹介している動画でした。
「日本行きたいんだよね〜」
まあ、お決まりのセリフですよ。
「私は日本人です」と自己紹介して「日本に行きたい」と言われなかったことがないくらい皆日本に行きたがっている。
「日本行ったら、電車に乗りたいんだよ」
はい、きましたーーーっ!!
シンカンセンね。
ラーメン、たこ焼き、お好み焼きと並び、今やちゃんと”シンカンセン”と呼ばれている日本を代表する名物のひとつです。
シンカンセンならさ〜、JRパスってのがあって、、、といつものJRパス普及業者になろうとかと思ったら、ロドリコ、
「日本の車内ってすごく静かなんでしょ〜、誰も喋らないんでしょ〜、実際に見たいんだよね〜」
これまた、かなりレアな(笑)
確かにNZの車内は電話もかけ放題、静かだったことはあまりありません。
ロドリコの故郷ブラジルも騒がしいんだとか。
続けてロドリコは
「日本人ってゴミを持ち帰るんでしょ〜、それも見たいんだよ」
ほへっ!?
( ゚д゚ )彡!
確かにTakeawayは持ち帰りですけど、いや、そんな”持ち帰り寿司’みたいに欲しくて持ち帰ってるんじゃないと思うけどな。
「テロ以降ゴミ箱が無くなったからって、ゴミを持ち帰るのはすごいよ。
ブラジルならゴミ箱あってもその辺にポイっだよ、NZもそうだよね〜。」
持ち帰るの見たい!
へぇ〜、なんのテロなのかは知りませんが、日本にゴミ箱がないのはそういう理由だったのか。
意外にもブラジル人から日本の文化を習ってしまった。
彼は日本がキレイなのは掃除する人がいるのかと思っていたらしいけれど、ゴミをポイ捨てしないからキレイなんだと知って感動したと言います。
世界には”ポイ捨てしない”という文化はないんですよね。
罰金もないのにゴミ持ち帰るなんて、ホント日本だけなのかもしれません。
私は自分が日本人だから改めて日本文化に興味を持つことはないし、私の周りもわざわざ教えてはくれません。
知ってて当然!として接してくるので、日本にいる時は
「あんた、それ違うで」だの「それやめて」だの注意されまくりなのです。
私は前々から
過去記事↓
にあるように「日本に来るならある程度日本でのマナーについて学んでから来て」と思っていますが、もしかしたら私も日本文化を勉強してから日本へ行くべきかもしれないと、ちょこっと、思いました。