5月下旬、秋ですね〜ニュージーランドです。
私はオークランドのホテルでハウスキーピングとして働いています。
多種多様な民族がいる多国籍な職場です。
お部屋係ではなくパブリックエリア担当で、ロビーやトイレ、ジムやスタッフエリアなど、お部屋以外は全部清掃場所です。
今まで”パブリックエリアの日勤”は私しかいませんでしたが、私がお休みの2日間をカバーしてくれる人が入社してきました。
人事課も「パブリックエリアは職種としていらない〜」という姿勢を全面に押し出していたのに、何を急に増やしとんねん。
夜勤やる人がいないからだとは思います。
夜勤として2人入ってきたんですけど、ひとりは翌日に辞め、ひとりは怒涛の欠勤ラッシュでほぼ来ない。
仕方なく私が早朝出勤してやりくりはしてましたが、そろそろ限界ヨロシクです。
NZって労働者がかなり守られているから、クビには出来ないんですよね〜。
なので「夜勤が役に立たないのなら日勤入れて対応しよう」ってことだとは思います。
こうしてウキウキで入社してきたミッシェルは、私とほぼ同世代のおばちゃん。
前にスーパーマーケットで働いていたようですが、足を怪我してしまい手術をしたので動けなくなって辞めた以外に職歴があまりない。
職場ホテルの向かい側に両親と3人で住んでいて、家は両親の持ち家だし、ご飯も母親が作ってくれるらしいし、週に2日間だけの勤務でいいってことなので、おヒマなマダムの社会勉強的な感じなのかな〜と思っていたら、政府の政策で入社したそうです。
はっきり言ってしまうと「生活保護受給者」だったワケで、NZって受給者多いからそれを減らそうとこういう政策になったみたい。
週に1日、私とミッシェルの出勤日を重ねて1ヶ月間研修しました。
もうね、この人、かなりな、
クセ者
(ー_ー)!!
人の言う事全然聞かないし、やりたくない仕事はやらない、研修してるのに「それは違うよ〜」と文句言いまくりで、私もホトホト疲れてました。
性格は研修では直せないのでね。
1ヶ月間の研修が終わり独り立ちしたのですが、もうね、
クセがすごい。
2日間の休み明け、出勤すると毎回唖然とします。
「2日間ミッシェル出勤してた???」という疑問しかわかないくらい何も何処も清掃されてはいない。
同僚たちがやってきて「いかにミッシェルがウザいか」を言いつけにくる。
”仕事で使うカギの束を無くしてしまいショックで3時間オフィスで休んでた”
”キレて「帰る!」って去ったのに、なぜか戻ってくる”
”トイレ掃除はしたくないからやらないと言い切る”
誰だってしたくないよ〜、だけど、それが仕事内容なんだからさぁ。
ミッシェルが何もやってないから「あれやって〜これやって〜」の怒涛の内線ラッシュでとにかく私の仕事が増えていく。
あいつは出勤して何をやっとるんだ!?
本当に腹が立つ。
出勤日が重なってないから彼女には会ってないのに、ムカつくって相当よ。
ミッシェルばばあは自分がやりたくない仕事を言われるとかなりキレるらしく、周りも何も言えなくなってしまったようで、出勤してもウロウロしては話し相手を見つけてしゃべっているだけなんですって。
そいつの穴埋めを全部させられる私。
アンフェアじゃねぇか〜!?
とうとう本日は私自身がガチギレして、早退してきました。
やってらんね〜
(((((((((((っ・ω・)っ ブーン
NZって仕事内容に「出来ない」と言う事が出来て、例えば私は”残業しない””重たいものを運ばない”など提示していますが、すべてドクターからの診断で手紙も提出しています。
「やりたくないからやらない」ってのはアカンのよ。
なら、この仕事は出来ないのよ。
こんな人でもお給料もらえるんだもんな〜。
日本の社会を経験すると信じられないけど、NZではこんな人でもそこそこOKになっちゃう。
最低時給がまた上がったので、完全に日本の倍はある。
日本の人〜、もっと気楽に働いて〜、とちょこっと、思いました。