本日より Easter holiday 4連休のニュージーランド。
引っ越ししたばかりで積みあがった段ボールの片づけに追われております。
引き続き、スクールコーディネーター時代の思い出話をどうぞ。
留学にはいろいろなカタチがありますが、私はNZに来てから現地の学校に留学する方法がある事を知りました。
そしてそのプログラムも様々です。
北海道から毎年修学旅行でやって来るこの学校はかなりなスパルタで、通常ある日本人学生だけの英語クラスもなく、いきなり現地の普通の授業にぶち込むのです。
と同時にバディという案内役も付くのですが、このバディ。
もし日本に留学生が来たらそれこそ四六時中一緒に、、、となるでしょうけど、ここはNZ。
ゴミをその辺に捨てても、授業中ものを食べても、勝手にトイレに行ってもOKなNZのバディと、日本が思い描いているバディは、違うのです。
そんなバディに初日から文句の言い通しだった、マホ。
確かに彼女のバディはいつも友達を連れて来ていました、が、ちゃんとマホを誘っているし一生懸命話しかけてもいます。
言葉の違いから孤独を感じ、自分からコミュニケーションも取らず、何を聞かれても「わからんし」では、バディも戸惑ってしまいます。
彼女の言い分があまりにも自分勝手に思えたので、引率の先生と相談しクラスもバディも変える事にしました。
現地校の担当者がいい顔をしない事は承知ですが、ここまでボロクソに言われてるバディが可哀そう。
クラスとバディ変えを告げた時、マホは「気まずいじゃん!」
ギャンギャンと文句を叫び、オンオンと泣きました。
でも、彼女が自分で招いた結果です。あれだけ人を罵倒す彼女を私は許せなかった。
だけど、内心’これはやってもーたかも、、、’と焦ってもいました。
この結果がどんな事になるのか。
友達を連れてくるNZ側のバディ、言葉がわかんない上に友達同士て話されたら孤独になるよ~とはこちら側の言い分で、NZではOKなのです。
二か国語を話さないそのバディに、英語を理解できない気持ちなどわからず、NZではわかる必要もない。
そういった文化の違いを学び、日本の常識が世界で通用しない事を知って欲しかった。
マホには心機一転やり直し、もう一度挑戦して欲しかったのです。
マホの新しいクラスはマオリクラス、小さな可愛い男の子が付く事になりました。
人懐っこい彼はマホにべったりで、二人は兄弟のようにも見えます。
「ずっと一緒でうっとおしいわっ」と口が悪いのは相変わらずですが、笑顔も見えます。
そして、マホのジャーナルには
という嬉しい文字が。
当時よっぽど感動してたのか、写真に収めておりました。(*v.v)。
皆で楽しく、、という最初のバディの子も間違っていないし、それを受け入れられなかったマホの気持ちもわかる。
ただ二人の間に、ちょっとしたズレがあっただけ、、、、。
帰国前日、マホは前のバディの子にもお礼の手紙とプレゼントを用意して来ていました。
二人のハグ、泣けるよね~。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン