東京国立博物館、松岡美術館、そして奈良国立博物館と、俑(殉死者とともに埋葬した人形)を見る機会が沢山ありました。しかし俑とは? がイマイチ明確に理解できていなかったのは事実で、今回の講習で少し理解出来たかと思います。
傭は墳墓に眠る死者の安寧の為に作陶されたガーディアン的な存在で、この感覚は古代エジプトやインカ帝国、ペルシャ帝国の神殿に飾られた人、動物を模したガーディアンの偶像と相通じるものがあると思いました。人が死を恐れ、守ってもらう感覚は、異文化において共通する人間の性と思います。
2017年の年末に傭の特別展が東洋陶磁美術館でありました。当時、いや、今もですが、その迫力に圧倒されたものです。今回の講習会でも写真が使われていた傭が、私のライブラリーにも保管されていたので、以下、アップして見ました。
傭には加彩と三彩の2種類に分かれます。
天王傭は唐時代7世紀後半から8世紀にかけて作陶され、それ以前は武人を模したものが作陶されました。 すなわち、武人のモチーフから神格化されて悪鬼と戦う構図に変化して行ったことが分かります。
以下は奈良国立博物館で「世界探検の旅」催された際に展示されていた天理参考館所蔵の天王傭です。
講師が象の話をされた時、同じ気付きがあって嬉しく思いました。
この時期の天王傭の華やかさは顕著で、頭上には鶏、鎧のデコレーション、そして躍動感があります。
講習で知ったのですが、これらの天王傭が近隣の仏閣の仏様だけでなく、西域の仏様まで影響して行ったそうなんです。その裏には当時の皇帝、高宗、則天武后の思い入れが大とのことでした。
今回の講習では、次回に予定されている特別展に向けられたもので、年末が楽しみです。










































































