2022年の日本のコロナ死者数の推移 (7日移動平均)

ourworldindata.org

 

これは12月1日発表のものですから、

今よりはマシだったのではないかと思います。

 

 

 

新型コロナウイルス関連小児重症・中等症例発生状況速報

※子どもの重症化についてのデータ

 

コロナによる小児の集中治療室等への入室の年齢分布

jsicm.org

 

そして、同じく12月1日時点までの

「コロナによる小児の集中治療室への入室状況」から、

「年齢層の分布」を見てみると、

集中治療室等で治療を受けている 65%ほどが、6歳未満です。

一番多いのが未就学児で、半数以上を占めています。

 

 

 

その理由を、多い順に並べてみます。

 

・痙攣 24.9%

・肺炎 19.8%

・急性脳症 16.8%

・心停止 4.8%

・気管支ぜんそく 4.8%

・細気管支炎 1.8%

・クループ (気管と喉頭の炎症) 1.8%

・心筋炎/心不全 0.9%

・その他 17.1%

jsicm.org

 

 

 

もともとコロナは、子どもが重症化しない病気でした。

罹ったとしても、軽いか無症状。

 

 

 

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.11.30.21267048v1.full.pdf

 

「ドイツでの SARS-CoV-2 感染症の

 小児における COVID-19 による入院、重篤な疾患、および死亡のリスク」

 

 

2020年のドイツの 5~17歳の子どもに対する調査では、

「基礎疾患を持たない子どものコロナ死はゼロ」でしたね。 

自然感染と呼ばれるものと ワクチン接種後の状況は、完全に違うのです。

 

 

 

それに、子どもの重症化と言えば、この記事を思い出しますね。

 

子どもたちが同時に複数の感染症に

子どもの免疫消失

 

本来の「ウイルス干渉」という原則に倣うならば、

2種類のウイルスには同時感染しないものを、

今やワクチン接種や伝播のために免疫を失ってしまい、

複数のウイルスに感染発症し重症化している…。

ウイルス感染症だけの問題ではないですけどね。

 

 

 

 

 

ブースターによる IgG4 免疫寛容は過剰死亡率と慢性 Covidを説明する

 

※免疫寛容:免疫が少ない、あるいは免疫がない状態。

 

 

https://bit.ly/3WwqLgp

 

ブースターの「免疫寛容(IgG4によるコロナの免疫抑制)」が、

超過死亡と慢性感染を引き起こしていた。

ウイルスと戦うIgG3抗体が枯渇し、役立たずの IgG4 抗体に置き換わる。

このクラススイッチにより、遅効性で、体がS蛋白に蝕まれていく。

2回接種で、IgG4 が出現し、3回目で悪化する。

逆に中和抗体の IgG3 は、ほぼゼロに。

 

 

 

免疫応答に重要なのは「IgG3」ですが、

 

・IgG3 抗体は、2回接種後に減少

・接種後の時間の経過(180日後など)と共に、IgG3 抗体は著しく減少

・3回目接種で、さらに減少

 

となっています。

つまり、免疫抑制が長く続く可能性が高いということですね。

 

 

 

では、2回目接種以降増えている「IgG4」が何なのかというと、

免疫異常に関わるもののようです。

 

 

 

 

「IgG4関連疾患(IgG4RD)とは」

主に膵臓、唾液腺、涙腺、腎臓、血管/後腹膜などを含む

全身のいろいろな臓器が腫れたり、硬くなったりする原因不明の病気で、

何らかの免疫異常が関わっていると考えられています。

多くの患者さんでみられる特徴的な免疫異常の一つとして、

IgG4という免疫グロブリンの一種が血液中で高値であること、

おかされた臓器にIgG4を産生する細胞が

数多く浸潤していることが挙げられます。

 

 

 

 

「がんとの鑑別が重要となるIgG4関連疾患」という

こちらの記事には、こんな文面があります。

「しこりができる臓器は、脳下垂体、涙腺、唾液腺、甲状腺、肺、

 肺門リンパ節、胆管、腎臓、膵臓、腹部大動脈、前立腺など

 さまざまで、病変は複数臓器に及ぶことが多いですが…

 

 

 

https://www.science.org/doi/10.1126/sciimmunol.ade2798

Class switch towards non-inflammatory, spike-specific IgG4 antibodies after repeated SARS-CoV-2 mRNA vaccination | Science Immunology

元になったサイエンスの論文とグラフは こちら。

 

 

science.org

 

右側のIgG4 抗体は、2回目接種までは ほとんど0ですが、

それ以降は 時間が経過すればするほど増えるのがわかります。

3回目以降は顕著です。

最大で 1万倍くらいに増えているようですね。

そして、この研究では、

「事態が悪化するのは、接種後、数ヶ月などが経過してから」

とも書かれています。

 

 

 

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021500.pdf

【概要】新型コロナ患者の自宅での死亡事例に関する自治体からの報告について

厚生労働省 2022/12/07

 

これは、令和4年7月1日から8月31日までに

自宅で亡くなった776名のCovid患者の調査です。

 

 

死亡者の年齢構成と基礎疾患の有無

mhlw.go.jp

 

ほとんどが高齢者で、基礎疾患あり。

 

 

 

mhlw.go.jp

 

接種状況は不明が最も多く、よくわかりません。

 

 

 

そして、死亡直前の症状の程度。

 

・軽症・無症状が 41.4%

・重症が 7.1%

 

重症の人は、ほとんどいないのです。

Twitterでも ときどき見かけましたが、

浴槽に沈んでいるところを家族が見つけた、なんていうケースも これですね。

また、死因はコロナ以外だけれども、

死後に検査をしたら陽性だったということもあります。

 

 

 

日本での死者数が、うなぎ上り

 

こちらの記事にもありますが、

「最近のコロナは恐ろしくて、重症化して死亡する例が多発している」

ということではなく

「重症化して死亡する事例は、全体のほんの一部」なんですね。

 

 

 

 

とはいっても、これは昨年の夏の第7波(776人)の話。

現在の第8波は、3ヶ月で 1万1800人ほど亡くなっているのです。

16倍です。

1万人以上が、軽症か無症状で亡くなっている可能性もあります。

 

 

 

そして、現在、中国で流行している感染力の強い変異株が、

1月8日から入ってくることになります。

…と思ったら、もう入ってきてるんですね。

 

 

 

 

「中国で流通している BF.7 亜系統」

そして、中国からの入国者たちから、いくつかの解析が行われているそうで、

中国には 2つの主な系統が流通しているようだとのこと。

ただし、ゼロコロナ政策が放棄されるかなり前の 9月下旬には、

早くも内モンゴルで(この亜種は)流行していたので、

中国での高い有病率は、おそらく創始者効果によるものだといいます。

 

※創始者効果 (founder effect):

 「隔離された個体群が新しく作られるときに、新個体群の個体数が少ない場合、

  元になった個体群とは異なった遺伝子頻度の個体群が出来ること」を指す。

 生態学・集団遺伝学の用語。(weblio.jp