私には妄想癖があったらしい | 夢みるバク

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日々、安らかに眠る為に・・如何に生きれば良いか、
恥ずかしながら、この歳になりて漸く気付きました。

母の死で、携帯が鳴る。

恐らく、父方の従兄弟から拡がったのだろう。

従兄弟の1人は、大阪市内に幾つものビルを所有する有名人だからね。

恐らく震源は、彼か弟周辺からだろう。


昔の福祉学科の級友女子たち。

そして、大阪時代の悪友たち。


「オヤジ、今どこに居るの?」

「・・・・・」

「相変わらずやね」

男たちは「お前はやっぱり変わってるよ」


級友女子の場合、私は高校浪人と大学浪人を1年ずつ重ね、彼女達より歳は2つ上。

そこで、付いた呼び名が「オヤジ」。


内の1人が電話口で口にした。


「オヤジには妄想癖があった」と言う。

仙人のような不思議さと不可思議な強さと妄想の主人公が交じり合う人だった・・とか。


また、男たちは口を揃えて結婚式に呼ばなかったことを言う。

友人や親戚が1人も居ない結婚披露宴がそんなに変なのか。

私は、ただ単に友人については「北海道まで色々と大変だろう」と呼ばなかっただけ。

他意は何も無い。

親戚や従兄弟については、宗教の違いに揉めていたので、
妻のお義父さんを気遣って呼ばなかっただけ。

親戚や従兄弟を呼べば、妻は大阪でも式を挙げねばならず、
下手をすると大阪への嫁入りが決まり、
お義父さん独りにしかねなかったから呼ばなかっただけ。

他に理由は何も無い。

仕事でCITIからイギリスに渡り、ベルギーから酷寒の地に、
中学2年の時に描いた「時計の無い街」の夢を描いたのも妄想でも何でも無い。



妄想とは、内容が非現実的・非合理的で、訂正不能な思い込みのこと。

妄想癖は、時には病として扱われる時もある。


私の場合は、自身が作り上げた物語に自身がなり切ってしまうことなのか。

仕事でアメリカのシアトルに行き、当時の海軍将校に、
アメリカの耕地深度の浅さと、近い将来世界的な食糧難になることを伝えたのも本当。

同席したビル・ゲイツや金の亡者達の真実も知り、帰国し、北海道の無人駅に立ち、
遠く上がるハウスの陽炎に虚しさを感じ、自らの会社を倒産させたのも本当の話である。

亡くなった母も、妹も私も、インフルエンザワクチンもコロナワクチンも打たず、
小学生の頃までは不鮮明だが、生まれてこの方3人共罹っていないことも事実。

母の死は本当であるし、私の病歴に嘘も無い。

14年もの間、医師に「前立腺癌」と言われ続けたのも本当の話だし、
胃癌で「余命3~4か月」と言われたのも嘘では無いし、妻も横で聞いていた。

医師の勧めを断り受けた手術の話も真実であるし、出された食事の全てをトイレに捨て、入院期間を短くし、現に6年生きているのも妄想では無い。

腐りかけた胆嚢の痛みに耐え、車を運転しながら嘔吐し、
救急搬送された病院が信じられず、翌日強制退院し、
自身で他の病院に駆け込み、後1日遅れていたら命は無かったと言われたのも嘘では無い。

     
     「腐敗し摘出された胆嚢」

     

医師から「前立腺癌」と言われ続け、
紹介状を持たず、道外の病院に出向き、前立腺肥大の手術を受けたのも本当の話だし、
前立腺癌で無かったのも事実。

マイナス7℃の駐車場で、車の修理や塗装をしたのも本当の話。

今日1日、好き勝手に自由に過ごせれば、明日無一文になっても平気だと言うのも本当。

2500万の資金を投じたハウス栽培で、市議の前で、収穫したメロンの全てに重油を掛け、
収穫したメロンの全てを燃やしたのも嘘の妄想話では無い。

妻の「大動脈解離」の話も嘘では無い。

     


「そんな私の何処が仙人男の妄想なの?」