秋になると思い出す・オヤジの悲しい恋の物語 | 夢みるバク

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日々、安らかに眠る為に・・如何に生きれば良いか、
恥ずかしながら、この歳になりて漸く気付きました。

🎼 東京の空・・灰色の空・・拗ねて甘えた智恵子~ 🎶
まごころの花 純情の花 散らない花が欲しいという



「あ、そうか、これは智恵子抄の歌だったかな」


(そうじゃないでしょ、♪たとえ その瞳は見えずとも ふたりでゆめみた信濃路を~♪)


「えッ、愛と死を見つめて・・だったかい???」



🎵 夏がゆけば 恋も終わると あの人はいつも言ってた~~🎵



「そうそう それよ それ」


愛知から寝ないで車で逢いに行ったじゃないの オヤジよ この阿部寛信仰亡者が・・


結婚出来ない男なのによ、あの時だけは 心が天に昇ってたよな、オヤジよ!!!!!。

鎌倉の「涼子さん」って言ってたよな、綺麗な人だったよな!!!。

{あずさ2号で 何処へ失楽園旅行に行ったんだ、この~~~助平なオヤジがよ!!!}


「馬鹿言うなよ、2人とも結婚もしてなかったんだ」



「こんな感じの人だったかな・・」


     



「オヤジよ、違うでしょ、その人は末広がりの人で オヤジは末狭まりの男だから・・」



「こんな感じの人だったかい???」



     


オヤジも頭にカビが生える歳になったのかね・・記憶が朦朧として来てるね。

違うでしょ、その人は「私は失敗しませんから」の人で、オヤジは失敗ばかりの人でしょうが。



「こんな感じの人だった???」



う~~~~、何とか近いかな。


     


北鎌倉の小料理屋「涼子」にその人は居たんだよな。


ワザワザ神奈川の出張先の戸塚から通ったりしてよ、飲めない酒も飲んでよ。

And,車を置いてよ、タクシーでホテルに帰ってたよな、高いタクシー代使ってよ。

翌朝、ホテルで朝飯喰えば良いのに、涼子さんが朝ごはん作って待っててくれるもんだから。

ワザワザ、タクシー呼んでよ、鼻の穴の下伸ばして🚙取りに行ったよな。

ホテルで食べれば1200円か2500円で済むのによ、高い朝飯代だったよな。

俺、あん時、
「ほんに、バカなオヤジだなぁ、と思ってよ、影の声も退職しようと思ってたのよ。」



俺さ、オヤジの陰の声だから、記憶に残る貴重な写真持ってるんだぜ!!!。

その人とオヤジがボーリング場へ行った時の写真よ。

覚えてっかい、品川の当時有名なボーリング場よ。

愛知から車で神奈川に行ってよ、鎌倉まで行って、寝もせず品川に行って。

幾らナイトラリーで寝なくても平気だったとは言えよ、俺は呆れAnd驚いたよ。

あの頃のオヤジはタフだったよな、恋の力は大きいよのぉ。


本邦初公開、じゃ・じゃ・じゃ・じゃ~~ん。
 
オヤジがスコアつけてる時の写真よ、内緒でパチリ撮らせて貰ったのよ。
(本当は、ボーリング場の女性従業員が「{お2人、お似合い!!}なんて言って撮ってくれた写真)
その写真を、何時かこういう日も来るだろうと思ってよ、貰って置いたのよ。


オヤジは結構上手かったよな、平均で180は出してたもんな。

パートさんとのボーリング大会で腕を磨いたんだよな、頓馬社長が!!!よぉ!!!。

パートさんの手すりごま色の声援で調子に乗ってよ。


だから、良いとこみせようと、ワザワザ・ボーリングに誘ったという事なんだよな。

普通は、疲れて16ポンドのボールは使わないぜ!!!。


何1つ良い所も無いからよ、良いとこ見せようとしてよ、下心210点満点によ!!!。


歌の文句通りなんだよな。

今も東京の空の下に暮らしているんだよな<<<>>>よ!!!、当時からのバカオヤジよ!!!。


その人も言ったんだよな「夏の恋も秋には終わるかも」って・・

オヤジは何故か、何時も秋に、雨・雨・振られ振られなんだよな。

このおぅ、三枚目16分の一♬がよ!!! 
トランペットのスタッカートもまともに切れないのによ!!!!!。・・
今では、ギターのトレモロも指がつって弾けないんだってな、悪友に聞いたぜ。


絵に描いたように、秋には不器用なオヤジの恋は悲しくも幕を閉じたんだよな!!! 。

オヤジの前で泣いた振りしたいけどよ、泣くにも涙も出ないやね!!!。