淋しくも寂しいやねぇ。
冬に恋をする人は居るのだろうか。
春の恋、夏の恋、そして秋の恋。
この映画のように、夏の恋が秋に終わる場合も、淋しさや寂しさを噛みしめた人も居るだろう。
私が17歳の時に封切られた映画「高原のお嬢さん」。
大阪城の近くの公園でこの歌の主題歌を懸命に吹いたオヤジ。
恋心よ届けと、ジュリエットの家に向かいロミオはトランペットを吹いた。
きっと、近所迷惑だったと思う。
写真は、その当時のロミオ、ジュリエットの家の近所の田んぼに出かけ吹いていた。
聞きに来てくれたのはジュリエットではなく、メスの乳牛だった。
ロミオは彼女に「ジュリエット」という名をつけた。
That`s a lie.ですが・・
「あぁ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」「私を殺して、あなたのキスで・・モウ~」
「恋がもし盲目なら、恋の矢は何時も外れる筈」考えてみれば当たり前のこと。
後に和泉雅子さん曰く「彼ほど真面目な俳優は日活には居ませんでした」
舟木さんはオヤジと似て純真なんだよ、純真な男は「振られる」という運命が待つ。
ロミオはジュリエットを京橋駅で最大8時間も待ったこともある。
僅か5分か10分、同じ電車の中で向き合う為に。
ある日ロミオは、バイト1か月分で「ミッチミラー楽団の切符を2枚」ジュリエットに送る。
返事は「貴方は無駄にお金を使う人なんですね」だった。
巷では「真面目な男は面白くないのよ」という女性の声が聞こえるが、
真面目で真剣な恋をする男の何処がいけないのさ。
それから約7年後、2つ年上の人から「私と付き合うに、貴方は10年早いの!」と言われる。