越前国の白山めぐり④ ~綿ヶ滝~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

白山比咩(しらやまひめ)神社から
10キロほど南にゆくと

手取峡谷(てどりきょうこく)
があります。

 



手取川(てどりがわ)
流れがつくりあげた峡谷で

およそ8キロにわたって
高さ20~30メートルほどの
絶壁がつづくといいます。

 



これらの岩石は
2300万~500万年前の
火山活動でできたそうです。

岩質の差から
侵食の違いがうまれ

大小さまざまな
奇岩がみられるといいます。

 


なかでも、こちら
綿ヶ滝(わたがだき)は
絶景だそうです。



落差32メートルの滝は
綿をちぎって落としたように
流れるのだといいます。

とはいえ、雨ですから
迫力のある滝となっていますね。

 



岩づたいに
すぐそばまで行くことができて
しぶきに浄化されるようで
とても心地がよかったです。



綿ヶ滝は、

白山比咩神社の

真南にあるようです。

 

経度もぴったりでした。



滝だけでなく、
美しく壮大な峡谷を

心ゆくまで楽しめる
素晴らしい場所でした。

 



駐車場からもすぐですので、
とてもおすすめです。

ただ、峡谷へおりてゆく
階段の傾斜はすこしきついので
お気をつけくださいませ。

 



手取峡谷にそそぐ
支流をさかのぼってゆくと、

笈ヶ岳(おいずるがたけ)

の東に

水晶谷(すいしょうだに)や
水晶滝(すいしょうたき)が
あるといいます。



そこには、
菊仙女(きくせんにょ)という
伝説があるそうです。

ふるくから
白山に住んでいるというのに

いつまでも若く
美しいままなのだそうです。

どうやら
菊を食べて生きているらしく

ふもとの村人たちは
「菊仙女」と呼んでいたといいます。

 



あるとき、
菊仙女は旅にでるということで


村人たちにお礼として
岩のうえに菊を植えたといいます。

そうして、村に病人がでたら
菊を食べさせるよういったそうです。

村人たちは

いわれたとおりにすると
たちどろこに病が治るので、

岩のうえに祠をたてて

お祀りしたといいます。



しかし、のちの世に
この菊で金儲けをしようと
企んだものがあらわれると
菊はまたたくまに枯れたそうです。

いまでは、
祠も朽ち果ててしまい
どこにあったのかも
わからないのだそうです。

白山にはやっぱり
菊理媛さまらしいお話が
あったようですね。


越前国の白山めぐり⑤ へ つづく

 

 

 

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