惨めだなぁと思いながら
浴槽に広がるオレンジ色に
マシュマロをなすりつけて
食べた
跪いて
上の方で誰かが何か言ってて
それは自転車の途中で思い出したのだけれど今はもうわからない
着物を着ていた
ともだちが揃って美しく着飾り
いちばん、かっこよくみられたいと思ってたわたしはなにを着ているかわからない
首都高を歩いていた首の長い長い花瓶みたいな女の人は緑の口紅を塗ってその薄い唇はなんだか無意識にひっかかりを残した
約束と上手に打てなくて忘れ果てたい夕暮れ、電話もなかったことにしたい雨垂れ、得意技の「ごめんね」はいらんときに使いすぎたのでMPが残ってないみたいなの、また未来のあなたを守ってあげに帰る。
長期型の投資としての、煙草と食事。
あなたは煙草で緩く死に、わたしは砂糖で緩く死ぬ。
二人でおんなじタイミングでお墓に入れたらすごいね?