子育てのこと | ぴいなつの頭ん中

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殻付き。そにっくなーすが言葉を地獄にかけてやる

訪問していると、育児頑張りながら療養も頑張ってる患者さんがとっても多いなあと思う。出産とか育児がトリガーになって統合失調症発症することも多いそうなのでそのせいもあるのかもしれないが。


育児も仕事も、言い訳がきかない、人の真似ができない、ひとりで向き合わねばならない、そういったことに慣れておらず大きなストレスを抱えるイベントだものね。


そういうかたがたの訪問は、頑張りすぎないでって言ったり、できたことを褒めて一緒に喜んだり、心配しすぎなのを心配しすぎだよって声かけて安心してもらう、みたいなことが必要になる場面がとても多い。

育児をしている人たちはそれだけ、頑張っても頑張っても不安で不安で拭えない状態になりやすいのだろう。


わたし個人は、育児のこと考えるとやったことないのにいろいろ考えすぎるので(八日目の蝉読んで考えまくって高熱出したことある)問題外なんだが、患者さんの親御さんなど、しっかりやってきた人ほど、「子供なんかご飯とかあげておけば勝手に育つから大丈夫」くらいに言う。笑顔で。たのもしい。


無意識に一生懸命になっちゃうわけだし、心配しすぎたりやりすぎたりするひとも多いわけだし、そのくらい気楽に構えていた方がいいのだろう。

でも、たまぁに、楽観的だけどネグレクト気味なひとがいて、ちいさいこがいるけど、自分のしたいことだけを優先してしまうひとがいる。

頑張ってないわけじゃないし、言ってない悩み、見えてないつらみ、たくさんあると思うので、なるべく、出来てないことばかり言ったり、指摘したりしたくない。

でも、気楽すぎる彼女に、気楽にやれよみたいに言うのも無責任だよなあと思う。


彼女に、何を言ってあげたらよいのだろう。

っていつも、悩んでいる。