止まらなかった | ぴいなつの頭ん中

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殻付き。そにっくなーすが言葉を地獄にかけてやる

流れ出すものが止まらなかった。どんどん出ろと思っていると、穴が空いてそこから全部だしっぱなしになった。

よくわかんないけど知らない町の方言が、私の言語中枢を襲ってくる。可愛い女の子に、西の国のことばで話しかけた。止まらないのだ。でもその子は笑顔で迎えて呉れる。ほかにも、立ち読みしてくれる人がいた。わたしを覚えていてくれている人がいた。素晴らしいことだ。

約束の地よりかはすこし硬くない扉をがちゃっと開けると、文鳥はすでに飛んでいた。急いで一番前に行く。4つの目がすてーじのうえでギラギラしながらはしゃいでいる。4つの目が見つめている。まだお酒なんて飲んでないのに、時間が延びちぢみしている。籠に戻したくないと思った。ずっと飛ばしておきたい。もっと羽音を。時間がのびちぢみする。

アラシワイルシが吠えた。ギジギジと吠えた。わたしは跳ねた。ジャギジャギジャギ。何も考えずに跳ねた。気持ちが良くて、赤い光が吠えた。せーのでとぶ。羽がなくたって飛べる。

andsoleの音は、シャワーを浴びている気持ちにさせた。身に受ける優しい色の、カラフルなシャワーを浴びて、気持ちよかった。これさえ聴いてしまえばもう一生お風呂なんて入る必要ないと思った。

A To Fade In 、Aからはじまる初等教育、Aからはじまるハロー警報。ずっとずっと見ているうちに形を変えて、花が咲いていた。ライブハウスの赤い光で闘牛なみの興奮をして、ライブハウスの青い光で今一度戻ってくる。冷静の世界へ。あれ全部君のことを書いたことなんだ。ずっとずっとごたいせつだったんだ。かみさまのごたいせつ。もう、考えてたことなんて、忘れてしまった。

jaded in tokyo、非現実の王国。嫌味のない、全てを受け入れる生命のびちゃびちゃ。泳いでいた。音楽が筋になって泳いでいた。正中だった。それは青くて一本の、永遠にちぢれない、ゾンビの静脈だった。

女の子が尖ってるとくやしくて殺しちゃいたくなるけど殺そうとして近づくとすぐに好きになってしまう。片山さゆ里ちゃんは初めて会った時から殺しちゃいたいほど大好きだった。なんかいか躊躇ったあと、私たちはお話をした。やっぱりやっぱり大好きだった。


ライブハウスの赤い光で闘牛なみの興奮をして、ライブハウスの青い光で今一度戻ってくる冷静の世界へ。


ポエトリーがしたい、
全部の音楽にぶっ殺されたあとで、私は私の叫びをあげたい。

ライブハウスはたくさんの内輪からはみ出たら最後。ワタシダッテニンゲンヨ、ワタシダッテアイサレタイノ、アイサレルヒハイツクルノ?と叫びたくないのなら、どこかの輪を探すかお家に帰るしかない。

かたくてあかないと思っていた輪には扉があるとわかり、扉は近づけばひらく自動ドアだとわかった。

輪の硬さも、輪から見るかなしい私の姿も、全部知ってるからこそ、ここに立つ資格がありここに書く気概があるのだ。

ライブハウスは生きたいと死にたいが両方あるから魅力的な場所なのだった。

もう死んでもいいという思いと、まだまだ生きようねという思いが、音楽には両方あるから、音楽が好きなのだとおもった。

めをそらさない
好きだ