きょうのおもいつき 失敗から学ぶこと。 | 渡辺繁一のブログ

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ピンチになったとき、脳はなかなか物事の意味をポジティブに変換してくれないものなのです。

今読んでる本『スタンフォードの自分を変える教室』の中では、緊急事態には、血糖値がさがり、脳はいまだに目先の事だけを考え、衝動的な行動にでる傾向が強くなります。そうすると脳の優先順位はとにかくエネルギーを補給することになってしまい、長期的な目標に基づいてよりよい決断をするどころでは無くなってしまいます。
自分自身のやっちゃった痛い失敗の出来事は、まさに、短期的な視野でしか物事を考えられなくなってしまったことにあります。プロジェクトの引き渡しが出来ず、約1億の入金が遅れ、関連の会社にも大きな被害を自分の責任において負わせてしまった。

一種のパニック状態が約2週間ほど続きました。食欲は無く、毎日ごめんなさいを繰り返す、夜になると現場に行って作業、朝、施設がオープンする前に撤収し、朝から問題解決の対策を立て、協力してもらえる会社を当たる。睡眠時間はありません。電車移動の間が睡眠の時間でした。風呂に行く時間も惜しんで仕事をしていました。問題解決の為に藁をもつかむ思いで仕事をしていたのを思い出す。

今にして見れば、常に血糖値が下がっていた状態だったのでしょう、簡単な判断、割り勘のおつりの計算も出来なくなっていました。たらなかったのは、「食べて寝る。」ことだったのですが、きわめて短期的な視野でしか物事を判断できないという状態になっしまっていることすら、自覚が有りませんでした。

2度目の失敗、映像編集が遅れ引き渡しができない状態がまた起ります。その時の気持ちを当時の日記では、「自分の命と引き換えに引き渡しができるものならしたい」と書いてありました。思い詰めて衝動的な行動にでてしまう気持ちになっていました。多分この状態が継続すると「うつ」になるのではと思われます。

「私の失敗によって大きな迷惑をかけた」という気持ちが、自信の無さをさらに強化していくのを感じていました。何をするにしても確認をとり、機嫌を伺う。自信が無くなるとどうなるか、文字通り、藁にすがるのです(笑)。私は人と目を会わせることをせず、身体の状態も抜群に悪い状態でした。

失敗から学ぶことができるのは、学べる状態、事実、起っていることを正確に分析する状態にすることができるステートにまず自分自身をリセットしないといけないということです。

もし、過去の自分に会えるなら、問題を失敗を正しく見るために、無理矢理にでも休ませ、気持ちの上でのゆとりを取り戻せるようにアドバイスすることでしょう。これはまず自分自身との戦いである、と。

自分が惨めな状態、つらい状態であることはわかる、「歩く惨めなおっさん」の役をやってることでメリットがあるのだろうかと、私はそこで、ネガティブな承認の欲求を満たそうとしていたのです。私の失敗で被害を被ったのは施主なのだが、「歩く惨めなおっさん」を演ずることで、施主や関係の会社から攻撃を巧みに交わそうと考えていたのでしょう。あやまり続けることでそういう役になってしまったのでしょう。
こういう見方をすると狡猾でずる賢い感じさえします。

人は自分自身も知らない防衛本能に守られていきているのではないだろうか?
いじめられて悲しそうな顔を見ると助けたくなります。
疲れた顔をすると大変なんだなぁと同情をひきます。
涙は悲しい気持ちを誘います。
「時として人は涙を武器にする。」ことを知ることも必要だ。

自分は、きちんと仕事をして現場を引き渡す。だけのことだ、
それがうまくいなかい。自分がダメだからこんな事態を招いてしまった。ということで自信のかけらも残っていませんでした。自分の性格を攻めると、後悔の気持ちを起こしてしまう。
問題解決の時間が無い状態では、後悔は時間のムダでしかない、貴重なクライアントから与えられた時間はそんなムダな時間に使ってはいけない。
自分の苦しみを取り除く為に問題があるのではない、問題はクライアントの価値を高めるためにあるのだ。