脅迫は気がめいる仕事だ、
善人には切ないほど効き目がある。
過ちを悔やむタイプは脅しにも弱い。
映画『バーンノーティス』から
そう、ここでいう善人とは、万人に好かれ、裏表がない人、悪い言い方をすると八方美人、という見方もできる。良い方向からみるか、悪い方向から見るかでイメージは全く異なって見える。
でも、真実は一つだと言える、自分を信じる力を一つの軸で表してみる。真直ぐにその軸が向いていれば、自分を信じる力が強い、横に倒れてしまった状態では、自分自身を信じることが出来なくなった状態というイメージをして欲しい。
真直ぐに向いている状態では、他人の意見を聞かないのでは無く、単に情報の一つであると考えて意見を聞く事ができる状態。
斜めになると、「相手に自分があわせないといけない」「自分が間違っているではないか」という力がなにも意見が無い状態でも心理的に影響を及ぼしている状態であると言える。
同じ質問に対しても、傾き度あいで答えは同じだが、心理的に及ぼす影響が変わってくる。
質問がある事を相手が知りたいので教えて欲しい、という内容だったとしよう。
前者は、今そのことは、解らない。知っているか?知らないか?ただそれだけだ。
後者も解らないと答えるが、後者は感情に影響がでる。「なぜ、自分は答えることが出来なかったのか?」相手に対して迷惑をかけたのは無いかと気をつかってしまう。
もう一つ例をしめそう、あるプロジェクトである人が設計したものがある。ある日、不具合が生じたのでと現場にいってみると、空調の吹き出し付近に設置された照明器具の電球切れが他のものに比べ早いという。
前者は、情報として設計時にその検証をする立場ではなかったことを主張する。
後者は、設計時にその検証をするべきであったことを悔やむ。
軸が斜めになると、なんでも自分の事のように背負い込む。
やさしい、と思われる反面、影響されやすいので騙される。
脅しは、最高、最悪のプレゼンテクニックだ。
特に、軸が斜めに傾いている人はすぐに効く。
なかには脅しと感じずに、その「プレゼン」にまんまと合意する人いる。
詐欺は、脅しを10とすると、7から6ぐらいの話をして、
軸が斜めに傾いている人の感情を揺さぶる。
人が本来持っている感情の欲求は6個ほどあるだが、
脅しはこのなかの2個の欲求を刺激する。
不安(痛み)を取り除きたい。安定したい。
人に気に入られたい。認められたい。
振り込め詐欺もこの原理を使っている。