韓国の音楽番組は全部で6つ
よく「TWICEがエムカで1位をとりました!」とか、先日はIVEがデビュー最速で「ショーチャンで1位!」という記事を目にすると思いますが、KPOP初心者からすると、?ですよね。
韓国では現在6つの音楽番組がほぼ毎日放送されており、アーティストはカムバック(新曲を出した際の活動)をしたら、これらの音楽番組を順番に回っていきます。
- 火曜 THE SHOW
- 水曜 SHOW CHAMPION
- 木曜 M COUNTDOWN
- 金曜 MUSIC BANK
- 土曜 SHOW 音楽中心
- 日曜 人気歌謡
この番組名だけでも知っておくと、KPOPの推し活動がますます楽しくなるはずです。
過去最多1位獲得はBTS!
韓国では1位を取ると「◯冠」と呼ばれます。例えばTWICEはTTのカムバックで、これらの音楽番組で自己最多の13冠を達成しています。ミューバンではトリプルクラウン(3週連続1位)を2度獲得するなど、好成績を残しました。
過去最多の通算記録は1位がBTS(防弾少年団)で152回の1位を獲得。2位が117回でTWICEとなっています。※21年9月調べ
一度も1位を取れずに活動を終えるアーティストも多い中で、100回を超える記録は本当に凄いですね。
韓国音楽番組1位の価値は?
韓国では「KPOP第4世代」と呼ばれる多くのアーティストがデビューしてファンを喜ばせてくれていますが、1つの事務所から数年間でデビューするグループ数はある程度決まっていて、1つのグループをデビューさせるのにも事務所は多くの費用を投資します。
かつ、デビューできる人数も決して多くなく、事務所が抱える練習生の数はそれよりももちろん多いため、デビュー出来ずに辞めていく練習生もたくさんいます。
そしてデビューしたとしても、韓国では「7年契約」というルールがあるので、事務所サイドはこの7年間で投資した費用を回収しないといけません。もちろん、アーティストの収入にも関わりますので、ここはシビアな部分です。
つまりKPOPアーティストにとってカムバック期間は活動の証であり、人生そのものと言っても過言ではないのです。
「全く1位を取れなかったアーティスト」と、「6冠のアーティスト」ではその後の活動内容や掛けられる費用も大きく変わってきますし、事務所の未来もかかっているのです。
長い長い練習生期間を経て、デビューを勝ち取った後も売れるかどうか分からない不安を抱えながら一生懸命練習したアーティストたち。そう考えると、1位を取った時に涙を流して喜び称え合うのは、決して大袈裟なことではないと分かりますね。
TWICEも何度も何度も泣いていましたね。泣いて泣いて歌えないなんてことも普通にあるのが、韓国の音楽番組の象徴でもあります。
どうやって1位を決めるの?
そこで疑問なのは、どうやって1位を決めているのか?という点だと思います。日本の音楽番組なら、一時期はオリコンチャートの売上ランキングが主流でしたね。韓国でもガオンというチャートがありますが、音盤(CD)の売り上げだけで決めないのが韓国の音楽番組です。
小さいですがまとめてみました。(クリックしてダウンロードしてください)
例えばM COUNTDOWNであれば、音源(ストリーミングサイトやダウンロードの成績)が音盤(CDの売れ行き)よりも重視されていて、かつSNSの影響とファン投票があるのが分かりますね。他の番組と比べると、それぞれに特色があるのが分かります。
アーティストはカムバック期間に2、3週は番組を周回して、こういった採点方法にて1位を競っているのです。
TWICEが少女時代の100冠を超えてMORE&MOREで101冠目を達成した時ですね。こんな感じでポイント化されて1位が決まる、ということです。
さて、ザッと韓国の音楽番組の仕組みについて話しましたが、いかがでしたでしょうか?アーティストにとって1位がどれだけ価値があるのか、仕組みを知ることで今後の応援の仕方も変わるのではと思います。
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