完全なジャケ買いです
カッコいいですよね~
フレンチロック、って
意味がよくわかってないんですが
通常よりも歌が多めなんですね。
礼さんの歌は好きなので
歌が多め、というのは嬉しい
初めてのBlu-ray
DVDの方がPCでみれるので
個人的には便利なんですが
円盤がBlu-ray版しかなかったので
TVにつないでみることに。
専用の再生機器はないため
いまとなっては骨董品と化している
PS3を使いました 笑
DVDと比べてBlu-rayは
6倍も高精細らしいんですけど
正直、32型のTVに映した感じは
そこまで違いはないかなぁ。
次に買うときはどうしよう?
大劇場公演の円盤だと
スターアングルの映像特典が
Blu-rayにはあるんですよね。
昨年、東京宝塚のお正月公演だった
ディミトリも気になってますが
今年1月にスカステで放送が始まったので
楽天TVの方でもそのうち見れるかと
期待しているんですけどね~
待ちきれなくなったら
円盤、買ってしまうかもしれません
キャスト
・礼真琴さん
前半の感情を抑えた演技に対して
後半は感情を爆発させた演技が多く
その対比がすごくよかったです。
怒りと野望と愛への渇望に
心を支配されていたことで
最後は身を滅ぼしてしまうという
難しい役だったと思います。
ルイーズに裏切られた
1幕目の第10場の独白ののちに
「赤い花」を歌うシーンで
「 太陽を夢見て その身を赤く染める
太陽が肌を黒く焦がすとも知らず 」
という歌詞が心に刺さりました。
想いを寄せて両想いになっても
結局は裏切られる・・・
そんな風な意味にきこえました
あと2幕目 第10場の断頭台において
ルイーズの本心を知ったときに
「 生きる、 ・・・生きているさ!
僕は今、生きている気がしている
もう未来など欲しくない
僕は闘って未来と今を交換したんだ 」
といったセリフが印象的でした。
・暁千星さん
終始、シルクハットを被っていたので
顔が見えにくいのが残念でした。
ただでさえ照明が暗いというのに! 笑
最後のカーテンコールで
ようやくシルクハット脱いでました。
1789を初見で観たときに
印象にあんまり残ってないとか言って
本当に申し訳なかったです
人気も実力もある人なんだとは
わかってはいたんですけど
この作品で一気に印象変わりました
RRRのラーマもカッコよかったですが
私はこちらの方が断然印象的でした。
・有沙瞳さん
すごいハマり役だったな、と。
阿弖流為の佳奈のような少女キャラより
こういう色気のある役が素敵でした。
ジュリアン(礼)に銃口を向けられて
満面の笑みを返す演技に
ちょっと鳥肌立っちゃいました。
演技の幅も広い方なので
もっと観たかったな、と残念です
・詩ちづるさん
前半は冒頭以外、出番がない!
小悪魔な少女キャラかと思いきや
愛に対して見返りを求めずに
最後まで愛しぬく姿勢に脱帽です。
これまではあまり目立つ立ち位置で
見たことが無かったのですが
すごく魅力的に演じられていました。
暁さんと組むことが多いですが
礼さんとの並びも良かったと思います。
・小桜ほのかさん
この方はこういう貫禄のある
ちょっと意地悪な役がハマる気がします。
やや可愛すぎる感もありますが
RRRの総督婦人も私はすごく好き
なので、1789のロナンの妹役は
個人的にはちょっとイマイチでした。
今後、どんな役を演じられるのか
すごく楽しみな娘役さんの1人です
・ひろ香祐さん
今回、すっごい悪役です 笑
この方も顔立ちが個性的なんですが
役もこういう癖のある役が
すごいハマり役な気がしています。
感想
とにかく話が暗い!
韓国ドラマのようなドロドロした感じ。
でも、それ以上に暗いのは
画面!!!
「ずっと夜なのか!?」って
ツッコみたいくらい全体がもう暗い 笑
ふと思ったのは数千円の双眼鏡だと
明るさレベルが足りなくて
舞台見辛いんじゃないかなぁ、と。
以前、アレグリアを観に行って
照明が全体的に暗めだったんですが
結構見辛かったんですよね~。
まぁ、どうでもいいんですけど。
宝塚を初めて観る人には
私だったらこの作品は勧めません。
いい意味で宝塚っぽくないです。
そして登場人物全員が
人格に問題ある人ばっかりです 笑
礼さん演じるジュリアンは
すごい陰キャで繊細なくせに
そのくせ激情型という・・・
非常に面倒くさいタイプ。
暁さん演じるジェロニモは
逆に陽キャでパリピな感じで
ジュリアンをけしかけて
楽しんでいる感じがしました。
この正反対な二人のバランスが
すごくいいんですよね。
特に2幕目の第6場のシーンは
お茶目でとても楽しかったです。
あと2幕第10場でジェロニモが
「 君は君の闘いをやり抜いた
誇り高く
私は君の物語を
この世界で永遠に語り継ごう 」
というセリフに後に
ジュリアンが「ありがとう」と
穏やかに笑うシーンが
2人の絆の強さを感じました。
私は原作を読んでいなくて
あらすじをなぞっただけですが
実際のお話(物語)とは
解釈が違う部分もあるようです。
歌がメインになっているせいか
お芝居での感情の動きが唐突なので
「なぜそうなる!?」みたいな
場面の切り替わりが早くてビックリ!
あと、個人的に思ったのは
歌が一部聞き取り辛いということ
ロックは全然聴かないんですが
音響が全体的に大きめな感じがして
音に声が溶け込んでしまい
リズムによっては聞き取りにくくて。
歌詞と写真目当てで
パンフも同時購入したんですけど
歌詞が全く載ってないという。
歌詞が頭にきちんと入れば
受け止め方もまた変わりそうなので
カーテンコールも含めて
20曲全部、歌詞おこししました
この歌はジュリアンが
大工の息子だと見下されたことで
「 読み書きは勿論できます。
・・・ラテン語でも 」
と、自分がいかに優れているかを
ブルジョワ共に見せつけるシーンの歌。
ラテン語で歌うことは知ってましたが
全部ラテン語だと思ってたので
「あれ、日本語混じってる??」
と、気付いた時はちょっと衝撃でした 笑
宝塚歌劇の楽曲って
セリフや感情が込められているので
歌だけ単体で聴いても
意味不明なことが多いんですが
お芝居とセットだと
捉え方が全然変わるので不思議です。
20曲で5時間ほどかかりましたが
必死に入力しているあいだに
歌詞は覚えてしまったのですが
個人的には有料でいいので
歌詞カードの販売があればなぁ、と。
意外と需要ありそうなのに。
あと、ちょっと愚痴ですが・・・
パンフの礼さんの写真と
舞台映像に乖離を感じているのは
私だけなのかしら??
(舞台映像のが断然かっこいいです!!)
礼さんが主演の作品は
この作品で6作目なんですけど
最後まで生き残ってることが
意外と少ない気がします・・・
なんでだろう~?
(生存率、現在33%です)
私がみている作品が
たまたまなだけかなと思っていたら
宝塚GRAPH7月号で
礼さんがご自分で仰っていました 笑
見終わったあとは
愛とは何か
ということを
少し考えさせられました。
歌の歌詞が頭に入ったうえで
繰り返しみると中毒性があるのか
何かじわじわ~っときます 笑
ジャケ買いしたBlu-rayですが
礼さんは期待を裏切らない
カッコよさだったので
買って後悔は全くないです!!
奮発して購入したので
飽きるまでみようと思います 笑