人が生まれて最初に出逢う食べ物、母乳。
この母乳にはほのかな甘味が含まれています。
生まれたばかりの赤ちゃんに砂糖水を与えると、教えられたわけでも無いのに、舌なめずりや、吸う仕草をするが、苦いものを与えると舌をつきだし顔をしかめて嫌がるようです。
日本に砂糖が伝わったのは1200年以上前の8世紀。
奈良時代である。
中国から貴重な「薬」として大仏に献上されていたという記録が正倉院に残っています。
私達大人も身体や心が疲れているときに、なぜか不思議と甘いモノが欲しくなりませんか??
これは、身体がエネルギー不足を感じたり甘味の癒し効果を求めているときの自然な欲求だそうです。
甘いものを食べると何だかホッとする…。
それは脳がリラックスした状態になるからです。
その時、脳内にはエンドルフィンというホルモンが分泌しています。
エンドルフィンは気持ちをゆったりさせ、病気への抵抗力を高める働きをしているのです。
よく学び、よく遊び、日々成長していく子供たちは、多くのエネルギーを使っています。
特に生まれてから成人になるまでに4倍の重さとなる脳には、多くのエネルギーが必要となるのです。
ところが、身体も小さく、一回の食事から摂れるエネルギー量は限られているので、「おやつ」として回数に分けて摂らなければいけないのです。
小腸での吸収が速く、食べてから数十秒後にはブドウ糖となって血液中に現れ、筋肉や脳にエネルギーとして運ばれるのです。
甘いおやつは即効エネルギー&心の安定を保ってくれるのです。
だからといって「ダラダラ食い」や、テレビを見ながらの「ながら食べ」は要注意!!
ルーズな食習慣は、将来肥満のもとに。
そして、食べたあとはきちんと歯磨きを!!
参考資料:砂糖を科学する会