前回「体が本来持っている自然治癒力を最大限引き出す その2」のつづき。
自然治癒力が高まってぐっすり寝れるのかと思いきや、寝つきが悪く寝不足気味。
今日こそはという期待とは裏腹に、治療院への足取りは心なしか重い、、
治療院に入ると、昨日と変わらずまず椅子に座り、PSIS(下後腸骨棘)から始まり、腰椎、胸椎、頚椎と触診が続く。
相変わらず、初日の問診時に言った原因と思われる箇所の局部的、動的検査はない。
先生が言うには、やはりヘルニアは無くなっているという。
次にうつ伏せになり、足の長さを見て、体全体を一通り触診してからなぜか沈黙。
今日の治療方針を考えているのだろうか?
その後、仰向けになるように指示を受け、また沈黙。
先生:「今日は腕の痺れを取っていきましょう」
自分:「はい」(そもそもそのために来たんだよw)
数分の沈黙の後、前置きもなしに上腕あたりを指でジワ〜っと押すこと数十秒。
で、数分の沈黙。
今度はおもむろに前腕あたりをジワ〜っと押すこと数十秒。
そしてまた沈黙。
先生:「はい、一度起き上がってチェックしてみてください」
自分:「う〜ん、あまり変わらないな〜」
もう一度仰向けになり、数分の沈黙の後、またも前置きもなく親指の先をジワ〜っと押すこと数十秒。で、再び沈黙。
自分:(ていうか、沈黙の時間が長すぎね?)
先生:「はい、じゃあもう一度起き上がってチェックしてみてください」
自分:「変わらんね」
フ〜っと大きなため息とともに、ここで我慢の限界を超えた。
自分:「先生さ、悪いけどこれじゃ僕のヘルニアは治らないと思うよ。問診時に僕が言った通り、既にある程度原因が特定されてるんだから、ピンポイントで物理的なアプローチをしていかないとダメだと思うよ。ていうかあの問診て意味あるの?」
「ところであのジワ〜って押すやつって何やってるの?」
先生:「経絡です」
自分:「ま〜世の中色んな治療法があるから、それに関してはとやかくは言わないけど、ヘルニアの治療とは言えないんじゃない?ちなみに、先生はヘルニアの有無を触診だけでどうやってわかるの?」
先生:「指先に背骨の引っかかりがあるかどうかですけど、、」
自分:「それって意味不明だよね、、」
わざわざ札幌から飛行機乗って来て、本当は言いたいこといっぱいあったんですが、なんだかイジメみたいになっちゃうのでやめました。
先生:「お代は結構です」
自分:「ヘルニアの治療とは思えないから1万円は払わないけど、通常の治療代金5千円はお支払いします」
最後に誇大広告はやめてほしいことを伝えて治療院を後にした。
それにしてもこの二日間にかかったお金と時間、、今後数週間に渡り妻にクドクドと嫌味を言われるのは目に見えている。
無駄な経験など何もないと頭では理解しつつも、この心の虚しさをどうしたものか。
こんな精神状態のまま家に帰るわけにはいかない、、そうだこんな時は初心に戻ろう!
札幌駅に着くなりシネマフロンティアへと足を運ぶ。
そう、機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦を見るために!
赤い彗星シャアのラストシーンにすっかり初心(童心)に戻った私はこう思った。
「私もよくよく運のない男だな(シャア・アズナブル風)」
そして、こうも心の中で呟く。
「認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを(シャア・アズナブル風)」
結局のところ、この程度のことで私の探究心が尽きることはないだろう。
「さあ、見せてもらおうか、自然治癒力のチカラとやらを!(シャア・アズナブル風)」
みなさんも自然治癒力という言葉を安易に連発する施術家にはご注意を!
おわり。
