オーストラリアでナチュロパシーを勉強をしながらも、ずっと疑問に思っていたことがあります。
- なぜ彼女はベジタリアンなのに太っているのか?
- なぜ彼はビーガンなのにいつも体調が悪いのか?
- なぜ野菜やフルーツ、豆類などを中心に食べているのに病気がちなのか?
- なぜグルテンフリーの食事をしているのに、お腹の調子が悪いのか?
- なぜ栄養士の指導通りに食事をしているのに糖尿病が治らないのか?
- なぜ健康的な食事をしているのに、大量の薬を手放せないのか?
- なぜ健康的な食事をしているのに、大量のサプリメントが必要なのか?
- なぜ健康的な食事をしているのに、精神が不安定なのか?
だったら好きなものを楽しく食べた方がいいじゃないか!と考えるようになり、ナチュロパシーへの情熱も冷めていき、気付くとオステオパシーへキャリアチェンジをしていました。
あれからかれこれ15年ほど経ちますが、一周回って今になり気づいたことがあります。
今まで習ってきた「健康的な食事」は、実は「不健康」だったのではないか?と。
今まで「健康的」とされていた食生活が、実は「病気を引き起こす原因」だったんじゃないか?と。
徹底的に「分子栄養学」を学び、そしてそこから一度離れたことによって、そういったことが見えてきました。
また、ナチュロパシーとオステオパシーを両方学んできたからこそわかることがあります。
心と体は繋がっています。
明らかに心は体に影響します。
その場合は、クラニアルオステオパシーを施したり、必要に応じて心の仕組みや瞑想法を教えたりしています。
その逆も然り、体の機能が損なわれると心の状態にも大きな影響を与えます。
そして、その体の機能と構造は表裏一体の関係です。
だから、オステオパシーでは体の構造を正しい位置に戻すことによって機能を回復させます。
しかしながら、体そのものを作っているのは食べ物です。
体が心を作るという意味では、心を作っているのも食べ物といえます。
だから、人の体を診る上で、食事は必ずチェックしなければならない要因です。
最新の分子栄養学によって、今まで常識とされてきた食のカラクリが明確になってきたと同時に、これは治療家として最大の武器になると確信しています。
このカラクリをみなさんにご紹介できるように、現在整合性の確認をしています。
帰国後には、読谷ホリスティックスのメニューとして発表できると思います。