先日、公私共にお世話になっているMさんより「プラントパラドックス」という書籍を勧めていただいたことをきっかけに、「レクチン」という言葉を久しぶりに思い出すことになりました。

 

だれも教えてくれない栄養学(レクチン)

 

このように、2009年に自分のブログでも紹介しており、実に14年ぶりの再会となります。

 

実は、このブログのアカウント名にもなっているnaturopathは、ブログを開設した当初に目指していた職業、ナチュロパス=自然療法士を意味します。

 

ナチュロパスとは、エビデンスベースの栄養学の知識をもとにした食事指導や生活習慣の改善などをベースに、必要に応じてサプリメントやハーブ、レメディなどの処方やアドバイスをする仕事です。

 

そして、この「レクチン」という言葉は、栄養学の教科書には決して出てこない言葉で、いわゆる最先端の栄養学としてブログでもご紹介させていただいておりました。

 

その後、オステオパシーに転向してからは、患者さんに対して栄養指導する機会はほとんどなく、私の口からレクチンという言葉を発することも減っていきました。

 

当時は、ダダモ博士の血液型別ダイエットという本に、このレクチンに関しての詳細とその食事法などが詳しく書かれていたのですが、血液型別というコンセプトがどうもしっくりこずにいつの間にか、このトピックから疎遠になってしまっていました。

 

今回ご紹介いただいた「プラントパラドックス」を読んで、このレクチンというものがいかに人の体に悪影響を与えているか、普段体にいいと思って食べていたものがいかに体に悪いかという「パラドックス」が非常に分かりやすく解説しており、改めて感銘を受けております。

 

この「プラントパラドックス」のコンセプトをしっかり読むと、昨年末にブログ記事でも書いた「糖質(ケトン体)ダイエット」は、正直言って詰めが甘いと言わざるを得ません。

 

余談ですが、私がナチュロパシーを目指してオーストラリアに渡ったのも、このレクチンのコンセプトが非常にインパクトが大きかったからだったことを今更ながら思い出しました。

 

先日も、オステオパス(整骨医)として基本に立ち返ることがいかに大切かと気付かされたとブログに書きましたが、体は体に入れるものでできているという基本中の基本を一医学者として改めて立ち返っているところです。

 

オステオパシーによる施術とナチュロパシーによる食事指導が同時にできれば、世の中のほとんどの不調は飛躍的に改善できると考えています。

 

帰国後は、今ある読谷ホリスティックスのファスティングプログラムを「3泊4日レクチンフリープログラム」として発表できればと考えております。

 

色々と遠回りしてきましたが、やっと自分自身が本当に納得できるサービスを提供できると考えております。乞うご期待!