今回は
１歳４か月で旅立った
美空ちゃんのエピソードの後編
お父さんとのエピソードをお届けします。
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美空は呼吸器官にたくさんの合併症がありましたが、加えて18トリソミーの特徴でもある筋緊張が強く関節が拘縮し、指が他の指に重なる独特の手の握り方をしていました。
生まれるときも32週で突然出血し真夜中の緊急帝王切開であと30分遅ければ亡くなっていたと後に言われました。重症仮死でしたが先生の適切な処置のお陰で助かりました。
夫は、生まれて処置が終わりようやく保育器の中で眠る美空に会える事になった時、何の躊躇いもなく1010gの小さな細い体に触れたそうです。
後に看護師さんから教えていただいたのですが、早産等で小さい体で生まれてすぐに点滴や
呼吸器などの多くの管で繋がれている赤ちゃんに触れるお父さんは少ないらしく、多くの人が怖がり躊躇するのだそうです。なので、夫がすぐに触れたことに大変驚いたと仰っていました。
そしてそんな夫が毎回美空の面会時に続けていた事は、手足のマッサージでした。関節が拘縮している小さな小さな指をゆっくりと開いて話しかけていました。今思えば、父として自分が出来ることは何かと悩んだのだと思います。
夫がマッサージを続け、1年と少し経った頃、心理士の先生が美空の手の写真を撮りたいと仰られて。理由を聞くと、18トリソミーの赤ちゃんでこんなに手が柔らかい子は見た事がないからとの事でした。それを聞いた時、夫の願いと愛が美空に伝わっていたんだなぁと思いました。
美空が生まれて1ヶ月後に、染色体の検査で18トリソミーであると先生から正式に告げられました。その際、夫は「必ず家に連れて帰ります。そして家族で暮らします」と先生にキッパリと告げていました。
その事を聞いていたかのように美空は奇跡的に退院し、僅かな日ではありましたが家で暮らす事ができました。
生まれるときも32週で突然出血し真夜中の緊急帝王切開であと30分遅ければ亡くなっていたと後に言われました。重症仮死でしたが先生の適切な処置のお陰で助かりました。
夫は、生まれて処置が終わりようやく保育器の中で眠る美空に会える事になった時、何の躊躇いもなく1010gの小さな細い体に触れたそうです。
後に看護師さんから教えていただいたのですが、早産等で小さい体で生まれてすぐに点滴や
呼吸器などの多くの管で繋がれている赤ちゃんに触れるお父さんは少ないらしく、多くの人が怖がり躊躇するのだそうです。なので、夫がすぐに触れたことに大変驚いたと仰っていました。
そしてそんな夫が毎回美空の面会時に続けていた事は、手足のマッサージでした。関節が拘縮している小さな小さな指をゆっくりと開いて話しかけていました。今思えば、父として自分が出来ることは何かと悩んだのだと思います。
夫がマッサージを続け、1年と少し経った頃、心理士の先生が美空の手の写真を撮りたいと仰られて。理由を聞くと、18トリソミーの赤ちゃんでこんなに手が柔らかい子は見た事がないからとの事でした。それを聞いた時、夫の願いと愛が美空に伝わっていたんだなぁと思いました。
美空が生まれて1ヶ月後に、染色体の検査で18トリソミーであると先生から正式に告げられました。その際、夫は「必ず家に連れて帰ります。そして家族で暮らします」と先生にキッパリと告げていました。
その事を聞いていたかのように美空は奇跡的に退院し、僅かな日ではありましたが家で暮らす事ができました。
私たちの願いは全て叶えてくれてこの世を終えた美空。そこにあった多くの奇跡は、美空から私達への命をかけた多くの深い学びと気づきと言う「愛」そのものでした。
人生が魂の修行であるならば、最高の修行を美空は私たちに与えてくれたと思います。
長くなりましたが、夫の触れ合いエピソードでした。
美空ちゃんは
今月、７回忌を迎えます。
頂いたエピソードの後
さくらさんと、少しお話しをしました。
その時の
さくらさんからの言葉も
添えさせて頂きます。
私は搾乳したりして
美空に色々出来ますが
夫は何も出来ないと思ったみたいです。
マッサージをするという考えが
夫らしいなぁと思いましたね。
障害を受け入れるのも容易では無かったと思います。
NICUで美空を見ながら
泣いてた時もあったらしくて
搾乳室にいる私の所に看護師さんが教えにきてくれた事もありました。
そうですねー人生で
一番大きな試練と修行
だったんじゃないですかね。
受け入れるという修行ですかね。
全てをあるがままに
受け止め、受け入れることは
決して容易なことではありません。
約１年もの間
お父さんが美空ちゃんの小さな手に触れ
マッサージをし続けたこと
お父さんの手の温もりには
すべての想い
愛が溢れています
どんなことも
どんな出来事も
すべてを
あるがままに受け入れることができたとき
どんなに苦しく
辛い状況の最中であっても
そこには
「愛」と「光」しかないことを
私は
心から 感じています
ブログにはありませんが
私のこころのなかには
美空ちゃんとお父さんの
手の温もり 触れ合いの写真があります
お父さんは
美空ちゃんを見つめ
美空ちゃんは
お父さんを見つめ
そっと
お父さんの手が美空ちゃんに触れています
私が
伝えたいこと
宝ものに感じているすべてが
そこにはありました
美空ちゃん
お父さん
お母さん
みんなの愛と光
絆が
そこにはありました。
さくらさん、ありがとうございます。
～出逢いに 心から感謝いたします～
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温もり・触れ合いエピソードに
締め切りはありません♪
長さも、内容も自由です
これからも
引き続き、募集していますので
ぜひ、お聴かせくださいね
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Naturia ( ナチュリア )
木乃 史（きのふみ）
フランス語のナチュール ：nature (自然な・ありのままの)と、サンスクリット語の アーリア：arya (清らかな) というふたつの言葉を合わせ、名付けました。
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