ゴールデンウィーク前半に開催した

ネイチャージャーナリングツアー@福岡県芦屋町

現地へは自宅高知から車で向かいました。

 

 

26日に現地下見をしたかったので

途中1~2泊することを想定して

24日に出発。

 

 

愛媛、香川を通って瀬戸大橋を通り、

岡山から広島、山口を通って

関門海峡を渡り福岡入りのルート。

 

 

高速道路で瀬戸大橋へ向かう道を、

さっそく間違えて(結局は時間的には変わらなかった)

愛媛~ 香川に入る予定が

徳島~香川ルートで行くことに。

 

 

途中娘がトイレに行きたいと言いだしたので

まんのう市というところにある

最寄りの道の駅へ入りました。

 

 

すると目の前に、

「二宮忠八飛行館」という看板があるではないですか!

 

 

二宮忠八は、ライト兄弟よりも12年早く

世界ではじめて有人飛行を成し遂げた人物である…

ということは、あまり知られていません。

 

 

娘も最近学校で、先生から

「世界ではじめて有人飛行した人は?」

という問題を出されたそうで、

 

 

子ども「ライト兄弟!」

 

先生「正解!」

 

というやりとりがあったと聞いていました。

 

 

娘は二宮忠八の名前を出したけれど、

 

「誰それ、日本人じゃん」

 

と一蹴されてしまったのだとか。

 

 

「おー、これで証明ができるね!」

 

 

でも残念ながら飛行館は

水曜日と木曜日が休館日。

この日は水曜日で、

中を見ることはできませんでしたが

(帰りも水曜日!泣)

今月は鳥取に行く予定があるので

あらためて寄ることができそう。

 

 

道の駅「空の夢もみの木パーク」は山の中にあり、

さほど華やかな場所でもなく

 

こんな施設があるとは知らなくて、

道を間違えなければ、

娘がトイレに行きたいと言わなければ

気づきもしなかったはず・・・

 

「この辺の山で、練習したんだね~!」

 

この偶然に驚き、辺りの山を眺めながら

瀬戸大橋へ向かいました。

 

 

岡山へ入り、

ここで夕方になってしまったので

倉敷で一泊することに。

 

 

倉敷は高校の修学旅行で来た以来。

あれから30年以上・・・!

かすかに当時の思い出が蘇ってきて、

その街並みがまだそこにありました。

 

 

あまりのんびり散策する時間はなかったので

またゆっくり来てみたい。

 

 

娘はお堀にいたコブハクチョウが気に入って、

「毎日ハクチョウに会えるからここに住みたい」と(笑)

 

 

 

岡山から広島へ入り、高速を降り

ちょっと遠回りして、原爆ドームへ。

 

 

核廃止の署名を求める年配の女性がいらっしゃいました。

 

 

周辺では、

体内被曝をされた方などがガイドとして

当時のようすを語り継いでいます。

 

 

原爆が落とされたのがなぜ広島と長崎だったのかと尋ねると

詳しく解説してくださいました。

 

 

原爆が実験であったことは、よく知られた話ですが

なぜ広島と長崎だったのか?

 

 

まず投下する条件として、

 

空襲でやられていない場所であること。

山に囲まれた盆地で、爆弾の威力の結果がわかりやすいこと。

 

 

投下する日の条件は

天気は快晴で、風がないこと。

 

投下する場所は、ピンポイントで決まっていて

その場所がはっきり見える必要があったのです。

 

B29エノラ・ゲイが飛ぶ前に、

気象条件を確認するために偵察機を飛ばしました。

 

空襲を受けることなく、

偵察の飛行機もすーっと上空を飛んでいってしまったので、

人々は安心していたのかもしれません。

 

 

しかしこの実験をするために、

広島と長崎は空襲せずにおかれたのです。

 

 

そもそも戦争法では、

民間人がいる場所は攻撃しない決まりになっていますが

その約束は、この時は外されていました。

 

 

 

この戦争は過去のものではなく、

今も続いていることを、

私たちは認識しなければなりません。

 

 

 

資料館は、子供には刺激が強すぎるので

行きませんでした。

 

 

それにしても、外国人観光客の多いこと!

 

 

アーケードのお店でお昼ご飯のあと

広島をあとにして、山口県入り。

 

 

前日にコラボするしおねちゃんより

夕方お家にいない時間があると連絡があり

このままだと16時半ごろに芦屋町に着いてしまいそうなので

どこか時間つぶしできる場所を探し・・・

 

「動物園行きたい!」という娘のリクエストで

周南市徳山動物園でしばしのんびり過ごしました。

 

 

 

レッサーパンダとクロツラヘラサギが有名なようで、

レッサーパンダはここで生まれた子が

全国各地の動物園に行っているんですって。

 

 

クロツラヘラサギは、ちょうど巣作りをしていて

鳥好きの娘は必死で写真を撮っておりました。

 

 

 

1時間ほど遊んで、再び高速道路に乗り関門海峡へ!

壇之浦に着いたら間もなく日暮れの時刻となったので

サービスエリアで海峡を見ながら夕飯。

 

ここから目的地の芦屋町までは、あと1時間ほど。

 

 

そして夜7時半に、ついに芦屋町に到着!

 

540km、ノンストップで行けば7時間の道のりでしたが、

あちこち寄り道しながら走ったせいか

思ったより運転の疲れはなく

案外行けるもんです。

 

 

地理や歴史や文化。旅は、生きた勉強。

小5の娘は学校を休んで同行しました。

行く先々でいろんな大人と会い、

出会った子どもたちとすぐに仲良くなる。

 

 

 

 

一番の財産です。

 

 

帰りの道中記は、この次に。