こんにちは。
毎月参加している安曇野パーカカルチャー塾のご報告です。
パーマカルチャーについては以前も少し触れましたが、
少しおさらいをすると、
パーマカルチャーの語源は
・Permanent=永久の
・agriculture=農業
・culture=文化
を合わせて出来た造語。
パーマカルチャーとは続可能な社会を作る為の手法の事を言いますが、
これを行う上で大切にする心構えが3つあります。
◆地球に対する配慮
これは、微生物、植物、動物)、土、水、空気、
と言った地球上に対する全ての生物に対しての配慮です。
地球上の生命の維持には、これらの生き物たちが、
人間が解明できないほどの複雑な連鎖を持っていて、
生命活動を支えています。
私達は、全ての生き物の中の一部と言う事になりますから、
この連鎖の関係をうまく保つ活動をする必要があります。
周りにある色々な物や生物に対して大事に使おう、とか
易しく扱おう、とか、無駄に使うのをやめよう、とか、ゴミを減らそう、
水を大事にしよう、周りの動植物を可愛がろう、とか、
まずは身近な所から少しずつ配慮出来る範囲を広げていけると
いいですね。
◆人々に対する配慮
基本的な欲求(衣食住、教育、雇用)を満たしつつ、
良好な人間関係を保つ事で地球への過剰な負荷を避ける。
この良好な人間関係を築くのが難しい所ですが、
自分に大切な事があるのと同じように
相手にも大切な事がある、と言う事を忘れない事が大切ですね。
とかく自分と違う意見や価値観の人に対しては
非難をしがちになりますが、非難の押収をしていても
いい方向には何も変わりません。
でも我慢しろ、と言っているのではありません。
自分の思いをきちんと伝えるのは良い事ですが、
相手の思いや話しもきちんと聞いて大切に思う気持ちを
共有する事が大切です。
◆余剰物の分配
自らの欲求を満たしたら、
他の人達がパーマカルチャーの倫理を実践するのを助け、
自分の余った時間とエネルギーを使う。
自分で稼いだお金は全部自分の物。いっぱい働いたんだから、
自分の為に使いきる。だいたい、お金を使えば、世の中にお金が
流通して、それを販売した人が潤うからいいじゃないか。
以前の私はどちらかと言うとこんな感じの価値観でした。
買うだけでECO、など、そんな商品を買う事で満足していました。
ECOと書いてある商品を買うのが悪いとは言わないですが、
これで何か実感があったか、と言うと、正直全くありませんでした。
この実感が無い状態で物事がどんどん流されていく事に危機感を
抱かずにいられません。
起こっているいる物事の本質が見えなくなる危険性もある、と
色々な商品を見ていてつくづく思います。
一昔前の日本、明治維新を迎える前です。
そう、江戸時代の頃になりますが、
その頃の日本はこのパーマカルチャーが見事に機能していた
国家だったようです。
江戸時代の生活にまるっきり戻れとは言いませんが、
でも全て無駄なく大切にリサイクルされ捨てるものが
ほとんど無かったこの時代の生活は、逆に見習うべきではないかと
思います。
大量生産、大量消費の活動は、
もはや破綻寸前といってもよい状況です。
この大量生産、大量消費の経済活動の為に、
どれだけ沢山の自然とそこに住む人、動物達が
犠牲になっているか、
都会に暮らして安い物を早く早くと追い求めている人々にとっては、
思いもよらない事なのではないかと思います。
日本の食料はほぼ輸入に頼っている事は皆
ご存じのことと思います。
輸入元の国の生態系が守られてフェアトレードされているのならば
まだよいのですが、果たしてどこまでそういう正当な取引が
されているのか、と言う所は疑問を隠しきれません。
輸入元の国の人達は、自分達が食べる分を削ってまで
私達に資源を渡している例も少なくないとも言われています。
しかも、輸入して入ってきた食べ物を私達は、
無駄なくきちんと消費しているかと言うと、
(国内で生産している分を含め)そうではありません。
足るを知る。
そんな生活がこれからは大切なのかもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが、
今月のパーマカルチャーの様子をご紹介します。
まず、シードハウス建築の進捗状況。
自然農の畑から見えるシードハウス。
大分形が出来てきました。
暑さの中、汗だくで作業を行いましたが、
皆の夢が詰まったシードハウスが力を合わせて出来て行くのは、
何とも言えない達成感があります。
でも、私達が毎月来るまでの間、
研修の宿舎のオーナーでもある健さんが、
かなり進めていてくれている部分もあるので、
毎月来るたびにその変貌ぶりに皆びっくりしています。
シードハウスの役割は、在来種の種の貸出や保存など。
私達の生命の源にもなる種ですから、
誰かの所有物として保存するのではなく、
皆でオープンに、そして平等に受け継いでいける、
そして井戸端会議もできる、
そんな楽しいシードハウスになる事を願っています。
在来種の種にこだわる理由をここでお話すると、
とんでもなく長いお話になってしまうので、
ご興味のある方は以下の本をご覧になると、
より分かりやすいと思います。
「種が危ない」 野口 勲 著
シャンティクティの周辺では
頭を垂れた稲穂が一面に広がっていました。
そして、蓮根畑。
観賞用ではなく蓮根として食べる方の種類です。
こんな風景を外で何の不安もなく眺める事が出来る世界が
ず~っとつづきますように。



