先生の白い嘘【邦画】
2024年作品 松竹
辛口になります。
インティマシー・コーディネーター(以下 IC)を、女優は入れたかったが、監督が拒否ったと、炎上して、女優が舞台挨拶で、経緯を説明したという、話題の作品。
期間限定で契約しているWOWOWで放送されたので、録画して、最近視聴した。
これって・・・。
炎上商法じゃない?
マスコミが動き出して、映画の宣伝になると。
問題だと炎上することを期待しての、動きだったのかなと。
そう、勘ぐってしまう作品でした。
ICを入れなかった、女優と監督の信頼関係から作ったけど、後から女優がIC入れたかったのに。。。って、今いう?
ホントにそうだったとしたら、今のご時世、公開すら危うくなるんじゃないのかしら?
映画の広告の一環だと、思いました。
あと、もうひとつ。
主人公の相手役、二人の男性俳優に対して、
この映画の話題をIC問題に向けさせると言った配慮もあったのでは?とも とれるかな。
題材は、確かに、慎重に扱うべき重きもの
メインテーマは、レイプと暴力、トラウマだ。
これに限らず、男性から力と権限等で、何かしらトラウマやPDSTを抱える女性は、見ない方がいい。
奈緒は、主演の映画でたくさんの人に見て欲しいはずなのに、みないい方がいい方が少なくないだろうと、IC問題を公言することにより、知って欲しかったのかもしれない。
それほど、痛々しい作品でした。
別の見方で、感想を・・・
ICを入れるかどうかで、もめた作品。
私も、そうですが、そんなにすごいの?激しいの?
と、想像しちゃうわけです。
その視点から言うと・・・。
ないよ。
ちく〇だけ隠した撮り方ではなく、不自然におっ〇〇全部隠しているし。
前半はそんな感じだったから、後半にあっと驚く場面があるのかなと、見ていると、チューだけ。
これだけかよ。
カット割りもブヅブツ切れているし、そういうシーンを除いても、作品自体が乱切り状態で見ている者が繋げて観なくてはならない。
動物的本能から、男性は女性を弱きもの、守ろう大切にしようという気持ちから、多かれ少なかれ、優位に立つ、支配下に置く傾向にあるように思う。ここまでは普通だと思う。
だが、その心が歪んでしまうと、行き過ぎた、様々な問題が起こるのだろうと思う。この作品は、歪みどころではなく、鬼畜だ。それを演じるのは、風間俊介。まさかあの人が?と言われるような俳優だ。いかにもという風貌を演じることが出来る俳優より、たちが悪い人物を演じきった気がする。
もう一人、美鈴が好きになってしまう、生徒役に猪狩蒼弥。
バイト先の人妻に誘われて、逆レイプ状態で、EDになったという。このケースも、悲しいよね。女性を好きなっても、そのトラウマが、ネックになる。
だけど、高校生、興味があっただろうし、下心はあったよねと言いたい。たとえ、未成年なんとか、という法はあるだろうけど・・・。
ラストシーン近く、美鈴と美奈子は、互いを見下していたことを告白する。互いの友情を壊したくないために、美鈴はレイプのような行為に応じていただけではなく、美奈子の婚約者と関係を持っているという優越感が1ミリでもあったことを示唆しているのはではないか。
美奈子も、自分は恵まれている、幸せだと、婚約者の闇や行いを知りながら、ふるまっていた。
普通、当たり前という基準はどこにあるのだろう。
この作品の登場人物が、普通じゃないと、言い切れるのだろうか。
ただ ただ 悲しげな、暗い顔の奈緒を見るしかない作品でした。
簡単なあらすじ
原美鈴(奈緒)は、高校教師だ。
友達:渕野美奈子(三吉彩花)の婚約者:早藤雅巳(風間俊介)に、レイプされる。恐怖の中、自分が女性であるから、こういう事が起きるのだと、早藤雅巳(風間俊介)の誘いに応じるしかなくなった。処女だった美鈴は、次第に女になっていく。それは精神を蝕み、精神科医:(板谷由夏)にも、話せないでいる。
美鈴は、新妻祐希(猪狩蒼弥)が年上女性とラブホに入ったこと、クラスで揶揄われて、EDになったと話してしまう。生徒指導の一環で、話しているうち、新妻祐希(猪狩蒼弥)は美鈴を好きになってしまう。新妻祐希(猪狩蒼弥)と話しているうち、美鈴の何かが変わり、味覚障害が治るほどだ。
美鈴は、美奈子(三吉彩花)の妊娠と、生徒を好きなった事で変わっていく。前を向き始めたのだ。
早藤雅巳は、女性と下半身に対する恐怖?から、女性に対し恐怖を抱かせ、怯えている状態で、いたすのが快楽のようだった。男性経験のない女性をターゲットとしている。
妻の美奈子の妊娠によって、その恐怖は増していく。
美鈴に好きな人が出来、反撃され、自分の闇を暴かれていく。
美鈴に向けた拳は、美鈴に向けたものなのか、自分に対しての物なのか。大けがを負った美鈴を残し、自宅に引きこもる。
美奈子は、美鈴を助け、許しを請う。
そして、身重の状態で、婚約者(この時点で籍はいれている)の元へ。自殺未遂を助け、破水し、婚約者にタクシーを呼ぶようスマホを渡す。婚約者は、警察に電話し、自ら、レイプしたと告白する。
そして2年後。
婚約者は塀の中へ。美奈子は子供を連れて、面会へ。
美鈴は、精神科医(板谷由夏)に、自分の身に起こった事を話すことが出来るようになっていた。
そして、自宅で、造園業者を呼んだら、好きになったあの高校生が社会人になり、造園業者としてやってきた。
明るい未来が訪れたような気がする ラストでした。
覚書
監督
三木康一郎
原作
鳥飼茜
脚本
安達奈緒子
主題歌
yama
原美鈴(奈緒)
新妻祐希(猪狩蒼弥)
早藤雅巳(風間俊介)
渕野美奈子(三吉彩花)
三郷佳奈(田辺桃子)
和田島直人(井上想良)
清田恵理(板谷由夏)
池松和男(ベンガル)
