2021年作品
制作 ホリプロ
配給 ワーナー
泣くもんか!
この作品は、テレビ等の宣伝で、
永野が初心者ながら、ピアノを吹き替えなしで頑張った
最後は泣ける
と、ほぼ、ネタバレ状態でした。
テレビ放送は録画し忘れ、
CSでの放送で録画しての視聴でした。
決して泣かないぞ
と、決意して、見ました。
前半と後半でテイストが変わるんだけど、
後半に入ると、血のつながった父、血のつながりのない父、
そして失踪したと思っていた育ての母との、無言の再会。
泣くのをこらえたけど、
出ちゃうんだなぁ。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら・・・
ラストシーンを見る。
主人公の永野芽郁の結婚式で
今の父 田中圭から、新郎の岡田健史(旧芸名)への
長台詞中の『バトンは渡した』というセリフ。
感動シーンなんだろうけど、一気に涙が引いてしまった(笑)
タイトル回収のセリフで、余韻にひたるどろか
正気に戻ってしまったんだよね。
『若くないけど、あまのじゃくですから』
つっこむ
後半のお涙で、いい映画だった!と いいたいところですが、
私は違ったな。
石原さとみのキャラが、
『ドラマ 校閲ガールの河野悦子』バリの、
ファッションとインテリア、立ちふるまい。
どうみても、男を手玉に取って、
生きているようにしか見えない。
まっ、これが、物語の本質を際立たせるための
キャラ設定だったんだけど・・・。
やっぱ石原さとみ、キレイ。
そして、優子=永野芽郁が、グレずに
まっすぐに育ったことがリアルに感じさせる。
たとえ これを見た後でも
そう思えるし(笑)
だけど、夫になる人が、全員
お人よし。
うーーん、いい人ばかりって言えばいいかな。
後半、5人の親がいる、結婚の報告の旅をするんだけど、
リアルで、3人子供がいて、3人の父親が違うとか
ぜんぜんいるから、主人公優子の境遇が、
ありえないとは思えず、すっと入ってきました。
普通に幸せになって欲しいと、願わずにはいられない
素敵な女性を素で演じられているところが、いいです。
泣きたい夜に
永野の若さと可愛さに、癒されたい夜に
そんな作品でした。
【覚書】
主人公
森宮優子(旧姓 水戸→田中→泉ヶ原)=永野芽郁
現在の父 森宮壮介=田中圭
2番目の父 泉ヶ原茂雄=市村正親
実の父 水戸秀平=大森南朋
主人公の幼少期 みぃたん=稲垣来泉
主人公の実母 水戸香織= 奈緒
主人公の2回目の母 梨花=石原さとみ
早瀬賢人= 岡田健史
早瀬の母= 戸田菜穂
泉ヶ原の家政婦=木野花
【原作】
瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文春文庫刊)
監督 前田哲
脚本 橋本裕志
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ワーナー・ブラザース映画