恋せぬふたり
N〇Kドラマ
2022年作品
一生君だけで完走できた作品
高橋羽=高橋一生は、こういう役をやると
上手いよなぁとつくづく思う。
男女、年代問わず、相手役を光らせる。
岸井ゆきのが・・・。
ほかの女優さんには演じても演じきれない
独特のカラーがあるのは確かです。
でもムリ。
(これを書いてUPできずにいたら
最優秀主演女優賞を受賞した。
ネットのヤフコメやSNSでの おめでとうの嵐。
UPできないよね~。でも、公開する(^^;))
一生君が、岸井を引き立てた作品である。
で、感想なんだけど、
セクシュアルマイノリティがテーマ。
その中の
他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない
「アロマンティック・アセクシュアル」がメインだ。
主人公の兒玉咲子=岸井ゆきは
高橋羽=高橋一生の「アロマンティック・アセクシュアル」の日常を描いたブログを読んで、自身が「アロマンティック・アセクシュアル」であることを知る。
これって・・・。
以下、私見ですが・・・。
夫婦間のレス問題?=性的欲求も抱かない。
ほんとかどうかわからないけど、
子供が懐妊したとたん、結婚式が終わったとたん、
以降ずっとレスだというご夫婦が複数いるんだよね。
互いに、自室があって、寝室は当然別。
「アロマンティック・アセクシュアル」
と、いう言葉は、ぜんぜん知らなかったし、
ごくごく近年になって、広まったし
こうしてドラマにして啓発の意味もあるのかな?って。
なんとなーーーくだけど、
「アロマンティック・アセクシュアル」だと
知らずに、気が付かずに、
いわゆる親や世間が定義する「普通の人生」を、
歩んだ結果、生きづらさが孤独を産むのではないかと思う。
文字通り、人生のパートナーとして、
共同生活を送り
互いに助け合い、相手を思いやるという根底は、
「アロマンティック・アセクシュアル」であっても
なくても、どんなセクシュアルマイノリティであっても
豊かな人生になるであろうと思うのです。
ここで問題になるのは、これから書こうと思っている
「東京の雪男」でも、表面化した
社会保障や、戸籍が一緒でなければ、
できない手続き等の問題が発生する。
世間体を考えて、互いのセクシュアルマイノリティを受け入れた上で、婚姻という形をとる男女もいるのも確かのなのであろう。
これは、セクシュアルマイノリティだけではなく
どのような立場の人でも、起こりうる問題なのだと
みろるは思います。
ストーリー
セクシュアルマイノリティのうち
アロマンティック・アセクシュアルである
兒玉咲子=岸井ゆきの と高橋羽=高橋一生 の
同居生活の物語だ。
出会って、同居して、互いの元彼、元カノが
絡んできて、新たな家族の形を模索したまま。
兒玉咲子=岸井ゆきは高橋羽=高橋一生の一戸建てに残り
高橋羽=高橋一生は、畑で野菜作りをする生活のために
田舎に行き、別々に暮らすというラストでした。
キャスト
兒玉咲子=岸井ゆきの
高橋羽=高橋一生
松岡一=濱正悟
門脇千鶴=小島藤子
猪塚遥=菊池亜希子
石川みのり=北香那
石川大輔=アベラヒデノブ
兒玉さくら=西田尚美
兒玉博実=小市慢太郎
脚本
吉田恵里香
原作
多分ない