拾われた男
2022年作品
ディズニープラス
N○○作品
全10話
感想
草彅剛が出るということで、内容を全く知らずに
録画ていました。
太賀も出るし、外れはないだろうと、視聴。
前半と後半でテイストが変わる。
前半は、俳優 松尾諭の俳優として成功する半生だ。
ドラマの冒頭 ほぼノンフィクションのようなナレーションがあったので、ほぼ実話なのだろう。
ご本人役で出演される面々の豪華さ。
お金がなくっても、バイト先で楽しい生活。
バイト先に、ジャスミン発見
バイプレーヤーとして頑張っていろなぁと、ほっこり。
完全に、ジャスミンを応援している、親戚のおばちゃんの気分だ。
俳優というか夢を目指し、東京に出て、
成功する人は、ほんのわずかだということを思い知らされる。
その中、芸能の仕事は、やはり現場の人間にかわいがられることだと思う。
どんなに売れても、残り続けるのは、人としてどうかという点であると思う。
後半
兄・松戸武志=草彅剛の半生だ。
原作者があえて、家族の話を書き、兄の話を詳しく書く理由は、最終回でわかる。
太賀の熱演もよかったが、やっぱり剛はすごい。
剛の親に15年ぶりに会って『ごめんなさい ごめんなさい』という言葉に、涙なくして見ていられない。
連絡しなくてごめんなさい
病気になってごめんなさい
色々なごめんなさいが、たくさん詰まった言葉を
剛のセリフで、全部感じ取れる。
こんな重厚な場面を、生み出せる剛はすごい。
バイプレーヤーの松尾諭のお気楽な半生のドラマかと思いましたが、最後にこんなに考えされられるラストを持ってくるとは、役者なんだと思う。
インタビュー等の中で、呑みの席でのノリで、スタートした執筆活動とのこと。自分の原作のドラマに、豪華役者さんが出演し、恐縮しているようでした。しかし、太賀演じる松尾諭のキャラが本当なら、今まで共演したお仲間は、喜んでワンシーンでも登場したんじゃないかな。
ゆとりですがなにか?で、認識した 太賀。
これからも目が離せない俳優さんですね。
ストーリー
前半
俳優 松尾諭が、上京して俳優を目指し
自販機の下にお金が落ちていないか探っていたら
航空券を発見。
換金しようとするところ、杉田=大東駿介に
警察に届けろよ!の一言で、届ける。
落とし主は、プロダクションの社長であった。
レンタルビデオ店でバイトしながら
オーディションを受け、少しずつ
持ち前の人柄で、チャンスをつかんでいく。
やっと、俳優として軌道に乗り、結婚。
後半
15年音信不通であった、アメリカに渡った兄が
脳梗塞で倒れる。
兄・松戸武志=草彅剛の空白の15年と
親兄弟の微妙な距離感をリアルに描いていく。
日本に帰国したあと
つかの間の家族との時間のあと、亡くなる。
友人・野本=片山友希が亡くなり、
自分の知らない兄の一面を知り
やっと、兄との関係に区切りをつける。
【キャスト】
松戸諭=仲野太賀
松戸武志=草彅剛
比嘉結=伊藤沙莉
事務所の社長 山村ひろこ=薬師丸ひろ子
バイト先
塚本=(要潤)
山下=(安藤玉恵)
中田=(前田旺志郎)
吉ミラ=(北香那)
田畑=(松本穂香)
ヨシコ=(岸井ゆきの)
杉浦=(田辺桃子)
家族
芥川マリ=(夏帆)
祖母・晴子(末成映薫)
父・平造=(風間杜夫)
母・きく=(石野真子)
友人
野本=片山友希
杉田=大東駿介
有田=六角精児)
本人役
井川遥)
松尾諭
柄本明
ベンガル
有村架純
真木よう子
青木崇高
他 多数 見ながら探すのも楽しい(*^-^*)
原作:松尾諭著「拾われた男」(文藝春秋刊)