特別展「香りのシルクロード」へ行ってきました

アロマセラピストである友人と、そして娘と共に行ってきました♪

岡山オリエント美術館で開催中!!
特別展「香りのシルクロード―古代エジプトから現代まで―」

オリエント美術館は決して大規模な美術館ではないのですが、見て回ること約２時間半。
香りの歴史を堪能しました

紀元前の古代社会において、香りは、神々に捧げる神聖なものとして、とても大事にされていました。
もちろん、貴重なものゆえ、使用できるのは特権階級である王族と神官だけ。

神々を祭る儀式では、没薬（ミルラ）や乳香（フランキンセンス）の樹脂を燃やした薫香が神に捧げられました。
香りは神と人とをつなぐものと考えられていたのです。

香水や香料を英語でPerfume（パフューム）言いますが、その語源は、ラテン語の「Per－fumum」です。

Per＝～を通して
fumum＝煙

煙を通してにおうもの、それが香りなのです。
現代の香りである香水、香料の起源は古代の薫香だったとも言えますね。

うんちくが書かれている展示ボードを見ていると、アロマテラピーで習った歴史るキーワードが続々と出現してきて、アロマテラピーを勉強した大人２名、大興奮!!

「プリニウス!!　出た出た、博物誌～

」
「ローマの公衆浴場って、テロマエー!!

」

そして、香りのあるところに古代文明あり

中学校の歴史の教科書に出てくるキーワードが続々と出現!!
１学期の歴史で古代文明を習った娘（中１）、小興奮

「この文字、何て言うんだっけ？象形文字だっけ？（神聖文字ともいう）」
「エジプトはナイル川で、ユーフラテス川がメソポタミア文明で…」

とまぁ、静かな美術館で楽しいひと時を過ごした３人組
うーん、ごめんなさい・・・

そして、この特別展、

『テーマは体感!!』
実際に香りを嗅ぐことのできる試香コーナーがありました

白檀、乳香、没薬、ローズなど古代から使われていた香り
ジャコウやアンバーグリスなど動物系の香り
クローブやシナモン、カルダモン、コショウなどスパイス系の香り
そして、粉末のフレグランスである塗香
実際に香りを楽しむことができました

ほかにも、マリリンモンローの愛した香りシャネルNo.５、マリー・アントワネットが使用していた香りを再現したもの、ナポレオンが好んだ４７１１も試香できました

ちなみに、４７１１は、アロマテラピーの歴史では「ケルン水」として登場します

オーデコロンの元祖

そして、最後に体感したのは、香老舗松栄堂さんがワークショップを終えた後の残り香

「匂い香」をつくったそうで、かぐわしい香り包まれ、お片付けをされておりました

スタッフの方と雑談をしていたところ、こんなことを教えていただきました!!

会期の後半にはなるとの予定ですが、ニューヨークのフレグランスメーカーであるディメーターの香水３種の試香コーナーが登場するそうな。
ディメーター、微妙な香りの香水を発売されてるそうで…ゾンビとか、プールとか、ほこりとか…

攻めてる!!
チャレンジ精神半端ない