心地の良い住まい力を引き出す
建築士×レジデンシャルオーガナイザー
永瀬絵美です。
思えば小学校卒業以降、私に余暇ってなかったな。
部活と塾が中心だった中学時代。
朝練もあったし19時帰宅で夕食を掻き込み、
週に3回だったかな。
塾の日は19時半から授業で22時に帰宅だったっけ。
高校も授業の後は部活で、
夏休み・冬休みや余暇はアルバイト。
大学も理系だからみっちり毎日夕方まで授業で、
宿題の設計製図や技術レポート作成の合間に、
早朝や深夜にアルバイト（だって時給が良い！）。
就職して思ったのは
「ああ。もう夜から別の場所に働きに行かなくて良いんだ」
なんて・・・ヘンだよね！？
でも、何を血迷ったのか。
わざわざまた休みの少ない仕事を選び続けて、
そのまま独立・法人化したもんだから、
益々、余暇なんてものは無くなっていき、
やがて・・・忘れられました。
そんなに働き詰めのが好きなのか？
と、問われると答えはＮＯ！です。
↑マジで声を大にして言います!!!↑
◆猫のようにノンビリ気ままに生きるのが好きです
そう。私は元来はノンビリ屋さん。
何するのもゆっくりです。
詰め込み、頑張り過ぎるのは性に合わない。
それが嫌で嫌で最初の会社にいた頃は、
よく日記帳に
「自分の時間が欲しい」
「こんな生活は嫌」
と綴っていたものです。
あの頃はそれに気付いていたし、
「どうにかしよう」という気概もあった。
なのに、んー。。。
やはり今の建築の仕事に就いてからでしょうね。
他人に何か言われるのが嫌で怖くて、
そうならないために寝食を忘れて働く。
そんな“イケナイスパイラル”に
陥ってしまい、20年近く経ってしまいました。
すると、あんなに自由気ままを求めてたクセに、
自由気ままに過ごす自分というものに対して、
許可が出せなくなってしまっていたのです！
長年の習慣って怖いですね。
私のそんな根幹すら変えてしまうのだから。
今、特別休暇中にもかかわらず、
湧き出る想いに身を任せるつもりが
何も湧き出て来ないのです。
何と言うか、「ああしたい」「こうなりたい」と言う
“欲望”に通ずる道の入口の扉が
堅く閉じて開かなくなってしまったようなイメージなんです。
だから、ただただ今は余暇があるという事を、
「疲れるから今日は辞めよう」などと明日の事を考えず、
思い立った時に好きな事が出来ると言う事に、
シアワセ感じて噛み締めています。
と言っても、今は家事・雑事の範疇ですが、
ずっとそれさえも、日常では出来なかったので、
いつでも出来るこの状態が嬉しいのです。
こうして家の事や自分自身のメンテナンスに
気持ちが行くこと自体が新鮮で嬉しいのです。
多分、私、ココロもカラダも「穴」だらけなのでしょうね。
耐久力以上の負荷の連続で長年掛けて開いた穴。
だから欲望の部分までエネルギーが回らない。
穴からダダ漏れなんだもん。
先ずは穴の修復＝ココロとカラダのメンテ
ですね。
優しい人と優しい時間。
今、癒してくれる周囲の人や環境に感謝しつつ、
焦らずにこの余暇を満喫いたします。
ホントにみんなありがとうございます。
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