【リフォーム】間仕切り変更=天井解体の理由★図解付★ | 住まうほど味が出てくる家づくり&図面描き

住まうほど味が出てくる家づくり&図面描き

インテリアコーディネーターのつもりが何故か家一棟の設計から現場監督までするハメに!?建築現場で培った家づくりのノウハウや、この業界のアレコレを綴っています。

住まい力を引き出す建築家
永瀬絵美です。

楽しみにしていた方はゴメンナサイ。
大変遅くなりましたが、

何故、間仕切りを変更するのに
天井まで壊すの
か?

理由を図解でご覧に入れます。

先ず、間仕切りの中身は「柱」です。
その柱は天井裏の「梁」を支えています。
いづれも普段は見えません。
人体に例えると骨の部分です。

では、レントゲンを当てたときのように
骨組みだけご覧に入れますね。

↓建物の骨組みです
住まうほど味が出てくる家づくり~湘南茅ケ崎の工務店|ナチュラルハウス湘南

間仕切りを移動する、と言う事は
=柱のカットも伴う、と言う事。

この仲良く支えている柱のうち
1本でもカットしてしまうと…

↓梁の端を支えている柱をカットした場合
住まうほど味が出てくる家づくり~湘南茅ケ崎の工務店|ナチュラルハウス湘南

↓梁の真ん中を支えている柱をカットした場合
住まうほど味が出てくる家づくり~湘南茅ケ崎の工務店|ナチュラルハウス湘南

傾いたり、たわんだり、
と怖いですね~。

当然です。
梁や柱は建物の重要な構造材。
何も考えずにカットなんてしたら、

「壊れてしまえ!」

と言ってるようなもの
です。
人命にも関わる恐ろしい行為です。

ですので、天井を壊して、
柱を移動する時に梁の補強を
行わなければなりません。


↓補強方法の一例
住まうほど味が出てくる家づくり~湘南茅ケ崎の工務店|ナチュラルハウス湘南

一見関係なさそうな箇所でも、
リフォーム工事の場合には
このように手を付けないと
施工不可能
な場合があります。