『素晴らしい自分』と旅をしたかった。


それが本音で、憧れでした。そうではない自分を恥じていました。



精力的にスピリチュアルな活動をしている方々は、生まれながらにエネルギーがすごくて、“人生で上手く行かないことがほとんど無かったけど、人生の節目で上手く行かないことと遭遇して、スピリチュアルに目覚めた“と、みなさん口々に言われてて、羨ましくて、眩しくて、「いいなぁ」と心から思いました。



そうではない自分を恥じて、卑下していました。
すごいエネルギーがあって、人生をパワフルに自分らしく生きてきた人じゃないと、本物ではないのではないか。
私は偽物ではないか。
頭をかすめては消えていく思いでした。



ただ、なぜでしょうか。
そうじゃない自分だからこそ、出来ることがある、と確信もはっきりとありました。







今は少し違います。



偽物とか、本物とか、力不足とか、どちらでもいい。
まずは、自分が感じていることを出してみることから、始まるのではないか、と思っています。



その気持ちは、この活動を始めた2018年の頃の最初の一歩に似ています。



あの頃は、情熱的に、楽しく、生き生きと、必死に自分から出てくるものを表現しました。



あの頃の方が、もっともっと恐怖との戦いだったかもしれません。



しかし、導かれているような感覚と、間違いないという確信があったので、出来たのでしょうね。







ただ、もっと自分を変えて精度を上げていくならば、最初に書いたような「羨ましい」「卑下する」というような部分から来る表面的に取り繕う自分を、私はどうしても捨てなくてはならなかったと思います。



化粧を落として素顔でガハガハと笑うような自分から出てくる、まっすぐなエネルギーじゃないと違う、と今の私は思うのです。



今の自分は、6年前のような熱さや必死さはありませんが、そのまんまの自分らしいエネルギーです。



まっすぐに届けようとしています。



この言葉を書いたら、相手がどのように思い、どのように反応するかなどを考えることは非常に薄まりました。



今、話していることは、外側(相手)を変えようとするものではないからです。



まっすぐに今自分に必要だと思うことを、同じように感じる人たちに届いたらいいなと思っています。



最初は見えないような小さな小舟でも、大海原の真ん中の島にたどり着くと思っています。







私たちが「表現しなくては」と感じるのは、私たち一人一人が、まっすぐにエネルギーを届けていくことが、振動となり、徐々に徐々に広がっていくからだろうと思います。



小さな小石を湖に投げ入れました。
たくさんの人が、自分の思いの小さな石を投げ入れました。
その波紋は、湖全体に広がっていくものです。



これからの時代は、そんな風に、誰もが小さな声を上げていける世の中に変わっていくのではないかと思っています。
冥王星は水瓶座に入りましたから、星も「個々」の活動の時代に入っていることを示唆しています。



すでに先頭に立ち、スピリチュアルリーダーとして活躍している方々の振動を私たちも受け取って、自分をとことん愛し、「本当の自分」とつながり、まっすぐなエネルギーで小石を投入して行こうと思っています。





無重力ハートで旅しよう。

kicco